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辺野古・大浦湾リーフチェック無事終了!

2014年06月25日/ イベント事後レポート

天候が懸念されていましたが、3月6日に辺野古リーフチェック、無事終わりました。
初参加の3名の仲間と、琉球朝日放送の長田カメラマンとともに計11名で調査してきました。

3月6日に辺野古沖リーフチェックを無事終えました。




順調に育っているサンゴ。


QABニュースにて詳しく報道されているので以下をご覧ください。
●Q+リポート 再生する辺野古のサンゴ
http://www.qab.co.jp/news/2014031251094.html

6月1日と6月3日に大浦湾のユビエダハマサンゴ群集と塊状ハマサンゴ群集のリーフチェックも無事終えました。


ユビエダハマサンゴ群集の上をゆっくり泳ぐコブシメ




集合写真(漁港にて:共同通信提供)

6月1日にはジュゴンのはみあとも記録しました。
詳しくは北限のジュゴン調査チーム・ザンのブログをご覧ください。

http://teamzan.ti-da.net/e6394301.html
http://teamzan.ti-da.net/e6416658.html


  

Posted by 沖縄BD at 19:00Comments(0)

サンゴ礁ウィーク 写真展 おはなしかい実施

2014年03月15日/ イベント事後レポート

サンゴ礁は県民の大切な宝もの!ということをもう一度思い起こすウィーク(週)が今年から決められ、「おきなわサンゴ礁ウィーク」と名付けられました。3月5日のサンゴの日をはさむ3月1日から9日までがその期間でした。

●おきなわサンゴ礁ウィーク2014
http://coralreefconservation.web.fc2.com/sangoweek/sangoweek2014.html

2日から9日まで沖縄市にて写真展が行われ、多くの人が訪れました。また講師の一人として9日の泡瀬干潟ウミエラ館のおはなし会に参加しました。

●「おきなわサンゴ礁ウィーク 2014」 ~写真展とおはなし会~」
 http://okinawabd.ti-da.net/e5950435.html

おはなし会では、サンゴやサンゴ礁の話や辺野古・大浦湾の海の話をしました。
そして泡瀬干潟を守る連絡会の小橋川共男さんがこの春撮影した泡瀬干潟の生き物たちをご紹介いただきました。


小橋川さんのお話しの様子。手前は泡瀬干潟の貝の展示です

約20名が集まり、おしゃべりは日が落ちるまで続きました。ウミエラ館長の屋良さんのおいしいむじじるもいただきました。




辺野古/大浦湾の写真展の様子。こちらも盛況に終わりました。



春の泡瀬干潟の様子(小橋川さん撮影)。オゴノリ、イソスギナ、カゴメノリなどの海藻が見られます。

(アオサンゴ作業部会)  

Posted by 沖縄BD at 05:05Comments(0)

5名上京、院内集会終了(2/27)

2014年02月28日/ イベント事後レポート

2.27 自然破壊の辺野古基地建設は止めろ!環境省交渉報告院内集会無事盛況に終わりました。


院内集会の前に議員会館から永田町見物♪


院内集会の様子



今日は日本自然保護協会の事務所に。

(執筆:アオサンゴ作業部会)

環境省との交渉の議事録はこちらから。
%E7%92%B0%E5%A2%83%E7%9C%81%E4%BA%A4%E6%B8%89%E8%AD%B0%E4%BA%8B%E9%8C%B2k2-27-14k.pdf (PDF: 244.98KB)

議事録の内容については当日対応して頂いた環境省の職員から確認を得ています。

  

Posted by 沖縄BD at 21:08Comments(3)

フォーラム「生物多様性おきなわ戦略で見る沖縄の未来」

2014年01月19日/ イベント事後レポート

2014年1月18日、日本自然保護協会と沖縄・生物多様性市民ネットワークの共催で、フォーラム「生物多様性おきなわ戦略で見る沖縄の未来」が開催されました。



沖縄県が策定した「地域戦略」のことや、「地域戦略策定委員会」での話や今後の課題など、ユーモアを交えながら様々なお話を聞くことが出来ました。




◆曽宮和夫(そみや・かずお)環境省那覇自然環境事務所次長


(すみません!ピンボケしている写真もあります。)



◆富永千尋(とみなが・ちひろ)沖縄県自然保護課課長

県庁職員で課長と言う肩書になると「堅い」というイメージがありますが、富永さんは親しみやすそうな方でした。




◆桜井国俊(さくらい・くにとし)沖縄大学教授

桜井先生も「地域戦略策定委員会」のメンバーで、辺野古埋め立ての事など、鋭く指摘していました。




◆吉川秀樹(よしかわ・ひでき)沖縄・生物多様性市民ネットワーク、大学非常勤講師

吉川さんも市民団体の代表として「地域戦略策定委員会」に参加しました。
この地域戦略は、県や政府との「交渉・要請」に使える、と説明してくれました。環境に悪影響を与える工事などが計画されたら「地域戦略にそぐわない」と言えるわけです。




◆安部真理子(あべ・まりこ)日本自然保護協会 保護・研究部

2010年のCOP10で掲げられた「愛知ターゲット」を紹介してくれました。沖縄のサンゴ礁、辺野古のサンゴ礁が守れるのかどうか。今のままではとても厳しい。
他には(あまり話題に上らないのですが)ABSの話もありました。




◆中野義勝(なかの・よしかつ)琉球大学、沖縄県サンゴ礁保全推進協議会会長、日本サンゴ礁学会サンゴ礁保全委員会委員長

見辛いのですが、右の写真は「モルジブの首都」だそうです。
構造物だらけで、且つ、島の周囲を護岸で取り囲んであるそうです。見ていて、息が詰まりそうになりました。




◆花井正光(はない・まさみつ)沖縄県エコツーリズム推進協議会会長




◆宮城秋乃(みやぎ・あきの)日本鱗翅学会自然保護委員

この地域戦略が、10年後、20年後、達成できなかった場合、また別の新たな策定が作られるのではと危惧していました。教育にもっと力を入れるべき、と訴えていました。

追記(2014.1.21)
宮城秋乃さんの発表内容は、ご自身のブログ「アキノ隊員の鱗翅体験」で詳しく述べています。
下記のリンク先を参照してください。(アキノさん、ありがとうございます。)

http://akinotaiinnorinshitaiken.ti-da.net/e5833930.html




この日のコーディネーターは、◆河村雅美(かわむら・まさみ)沖縄・生物多様性市民ネットワークディレクター(左端)です。(単独の登壇がなかったのでこの一枚のみです。すみません。)



第二部のパネルディスカッションでは、本当にいろんな話が出てきました。
一部をかいつまんで紹介すると、ランク1の自然海岸である泡瀬干潟を、経済的合理性がないという判決が出ても埋め立てていること、更にその経緯があるからと、同じランク1の辺野古を埋め立てようとしている。

沖縄の生物多様性はまだ解明されていない。

コスタリカでは、生物多様性の研究などに、人材育成や雇用を行っている。日本では「これで食っていけるのか?」となってしまう。

などなど。

多くの課題が見えてきたディスカッションでした。

しかし、諦める必要はありません。

戦後の沖縄は、米軍支配が続き今でも多くの米軍基地が存在しますが、県民は一度たりとも「米軍基地を固定化してよい」と言ったことはありません。

環境問題も「これは環境に悪い」というものがあれば、絶えず声をあげていくのが大切だと思います。



豊見城支部・瀬長修





追伸
稲嶺進さん、名護市長当選確実!おめでとうございます!

さらに追伸:
配布資料は以下からダウンロードできます
0118%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E6%88%A6%E7%95%A5%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%A0%E9%85%8D%E5%B8%83%E8%B3%87%E6%96%99FFFdoc.pdf (PDF: 2236.28KB)

また追伸(1/31)


琉球新報に載りました

  


Posted by 沖縄BD at 22:23Comments(0)

沖縄平和学会での発表「調査を監視・評価するという市民の試み」

2013年10月28日/ イベント事後レポート/ 基地返還跡地/ 汚染

10月20日に琉球大学で沖縄平和学会が開催されました。私、河村雅美は、阿部小涼さん(琉球大学法文学部)をファシリテーターとする「危機の時代の研究と運動:調査する市民の権利と研究者」のセッションで、宮城秋乃さん(日本鱗翅学会自然保護委員)、渡嘉敷健先生(琉球大学工学部准教授/環境工学)と発表する機会をいただきました。
 セッションの趣旨についてはお知らせのこちらの記事に記してあります。
 
 宮城さんは高江のヘリパッド問題、渡嘉敷先生はオスプレイの問題を、私は、「調査を監視・評価するという市民の試み:沖縄市サッカー場汚染調査の事例から」というテーマで発表しました。
 

photo: Reiko Miyajima


調査へ市民が関わるスタイルにはどのようなものがあり、沖縄市サッカー場汚染調査の事例は、「行政の調査を監視する・批判する」という従来の意味に加え、「評価する」「意味づけを周知する」という意味があったことを中心に話しました。パワーポイントを下に貼り付けるのでご参考にご覧ください。

 そもそも、沖縄・生物多様性市民ネットワークが、沖縄市サッカー場汚染調査へ関わっていったのは、「枯れ葉剤」の問題への取り組みの中で、 「調査のあり方」を学び、過去の調査の事例の精査する機会があったことが背景にありました。

 そして、6月13日、沖縄市サッカー場の工事現場でのドラム缶発見から、調査のあり方をメディアや要請で提言していったこと、沖縄市が画期的クロスチェック調査を行ったことは知るとおりです。
  深刻な汚染が発覚したことは報道されましたが、沖縄市の独自調査の意味についてはわかりにくかったため、それを意味づけ、周知していくことをしていったこと、自らが発信するとともに、専門家の意見を裏づけて、「評価」の活動をしていったことを話していきました。 
  さらに、沖縄市一自治体の良例とするだけでなく、評価する調査体制を恒常化、制度化するために、沖縄県の役割を問うていったことや、基地汚染実態・性質がこのケースから学べるという重要性について語りました。
  直面する嘉手納以南の跡地返還の問題への取り組みでも重要なケースであることを最後に強調しました。

 「研究」と「運動」を結ぶ、という点では、私は汚染や化学物質の研究者ではなく基本的には社会学者のため、少し考察が難しかったのですが、「分野」「領域」ではない研究者的な「視点」、混沌の中でフレームワークを提示していく、という役割を果たしているかもしれない、ということを議論の提供材料として投げてみました。「枯れ葉剤」の問題でなく、調査のシステム、調査のあるべき姿に枠組みをつくって進めていく、ということは今回、大変意識していたことだったからです。「枯れ葉剤」があったかないか、だけの問題に焦点化すると、そこだけで幕引きされてしまうことを懸念していました。ですから、このフレームワーク作りは重要であると考えていたのです。
 この点をファシリテーターの阿部さんが、騒音問題を認識論的に書き換えた渡嘉敷さんの話とつなげてくれたと思います。

 質疑応答でも「本当に調査しているのは誰か」というところから、コンサルティング会社の責任という大きい問題をとらえ直す機会を持てました。また、フロアーでの議論でもこのような活動をしていく市民や市民団体の負担、「政治」的な問題から距離をおく「専門家」「研究者」、どのようにこのような活動をする市民や団体を支えられるかなどについても話が及び、様々な考えさせられる課題が挙げられました。
 
 研究者として考えてみたい問題もたくさん出され、フロアーのみなさんにも感謝しています。

 パワーポイントはこちら。

「調査を監視・評価するという市民の試み:沖縄市サッカー場汚染調査の事例から」 by Masami Mel Kawamura



 県内紙も取材にきてくださり、丁寧に報道してくれました。


 

   

Posted by 沖縄BD at 00:45Comments(0)

一橋大・沖国大の合同フィールドワークでお話ししました

2013年10月27日/ イベント事後レポート/ 辺野古/ 基地返還跡地/ 汚染

 10月15日、沖縄国際大学(澤田佳世先生ゼミ)・一橋大学(伊藤るり先生ゼミ)合同沖縄フィールドワークの一環で、学生さんたちにお話しをさせていただく機会がありました。
 「環境問題からみる沖縄:国境を越える取り組み」のテーマでお話ししました。辺野古の件、沖縄市サッカー場の件で、というご要望があり、また次の日に辺野古、高江の現地に行くということで、いろいろ盛りだくさんの話をしました。




 若い勉強中の伸び盛りの学生さんで、国際社会学を勉強中とのことでしたので、「国境を越えることの意味」について、力をいれて話しました。
国境を越えるというと、海外への発信に目を向けがちなのですが、そうではない部分について話をしてみました。

 例えば、
・情報を精査するために必要。
  日本政府の出す情報のみでは正確なことは把握できない。判断するための情報のために、自分たちで情報を入手し、読み、整理し、効果的に使うことが必要。
  
・他国・地域のアプローチの方法を学ぶ・取り入れることも大事。
   問題の取り組み方や発信の方法、スタイルなど、海外のよく工夫されたものを日頃からみて、見習っていくことが大事であること。

・越えるためのスキルを身につけていくことが大事。
  越えるためには語学力、調査力、ブログなど独自の発信媒体を持っているかどうか、拡散回路やツール、人脈を持っているかどうかが決め手になっていくということ。

 などなど。

 自分でも出来ていないことばかりです。そして、国連の取り組みはあまりにも大変(メカニズムを勉強しきれないこと、国内ロビーまでできないこと、ジュネーブ現地との協力体制がとりきれないこと)なので挫折したこと.....も具体的に正直に話しました。

 若い方の心に何か少しでも残ることがあればいいなと思っています。
 
                                                               河村 雅美
  

Posted by 沖縄BD at 23:33Comments(0)

Skypeで講義@一橋大「環境問題からみる沖縄:国境を越える取り組み」

2013年05月24日/ イベント事後レポート

5月23日(木)一橋大学の多田治さんのクラスで、Skype(インターネットを使った電話。画像もOK)をつかって、私、河村雅美が沖縄から遠隔で講義をしました。私もこれは初めての試みだったのですが、とりあえず技術的にはうまくいったのでOK、今後もこのようなツールも使って沖縄の声を伝える機会をみんなも増やすことができればいいな、と思います。



内容ですが、 グローバライゼーションを学んでいる学生さんを対象としているとのことなので、「環境問題からみる沖縄:国境を越える取り組み The ”Okinawa Problem”: A Global and Environmental Perspective」というタイトルでパワーポイントを使いお話し、多田先生や学生さんとはビデオ通話で対話しました。





辺野古/大浦湾への米軍新基地建設阻止の取り組み
 辺野古/大浦湾への米軍新基地建設に対して、環境問題の回路を用い、国内的には、環境影響評価制度(環境アセス)の中で、また米国との関係や、国内的に民主制度が機能しないことから、取り組みが国境を越えるものに成らざるを得ない事情などの説明をしました。その後、国際的な取り組みの具体例であるIUCNやUNEP(国連環境計画)、生物多様性条約、国連の人権の枠組み、米国におけるジュゴン訴訟についてお話しました。

直面する問題:環境問題アリーナでの沖縄の「特殊化」/「専門家」「研究者」 
そしてこの中で直面する問題を具体的にお話ししました。国内環境団体の中でも沖縄の問題が「特殊化」される問題について、また、私自身が研究者でありながらこのような問題に携わっていることと、大学という機関の中にいる学生さんたちへの話ということで、環境問題のアリーナの中で、「政治的」といわれる米軍基地の問題の中での「研究者」「専門家」の役割やコミットメントについて、問題提起をしてみました。


過去の問題を問う取り組みも
 また、沖縄は新基地建設を「阻止する」と同時に、米軍による土地汚染など、「過去の問題を問う」取り組みも同時進行で行わなければならないという事情、その象徴である沖縄の「枯れ葉剤」問題についてもお話しました。


問題の連続性「軍事化」とは何か:環境からの視点
 学生さんたちは食の安全についての映画『フードインク』もみていらっしゃり、モンサントの遺伝子組み換えの問題も理解しているので、モンサントが枯れ葉剤の製造元であり、その企業が生きながらえていることもふれ、問題の連続性などをヴァンダナ・シバのインタビュー記事GM Seeds and the Militarization of Food - and Everything Else も紹介し、「軍事化」とは何であるのかを考える材料を提供してみました。



この問題についてはまだ自分でも未整理・未消化の部分があって、学生さんにうまく伝えることはあまりうまくできなかったかもしれません。
 これは宿題として自分に課し、沖縄のみんなと、また遺伝子組み換えの問題にとりくんでいる人たちと追求していきたいと思っています。

 準備や話している途中、質問の中でいろいろ気づきがあり、学ばされました。このような機会を与えてくださった多田先生、そして聞いてくださった学生さん、どうもありがとうございました。


                                    河村 雅美

   

Posted by 沖縄BD at 19:31Comments(0)

サンゴの専門家辺野古の海を語る!in名古屋

2013年03月26日/ イベント事後レポート

<辺野古アクション>3/23@名古屋「サンゴの専門家辺野古の海を語る 」無事終了しました。

勉強会の詳細はNACS-Jのブログをご覧下さい。

公有水面埋立承認願書が日本政府から沖縄県に提出され、NACS-Jは緊急コメントを発表しました。


今回の参加者47名はさまざまなバックグラウンドを持つ方がいらしたようです。私が大学時代にお世話になった先生と縁があるという生物学の専門家もいらして、また別の方は化学を専攻されたそう。以前にお会いしたことがあるM原さんは海の保全のこと全般に興味を持っている、環境方面の方です。質疑応答の時間には憲法問題やイラク問題に深く関わってらっしゃる方からの発言もありました。今回のイベントを企画されたあいち沖縄会議のみなさまも、これまでにお会いしたことがなかった方々が多かったとおっしゃっていました。多くの方にとって素敵な出会いの場になったようです。このような場を作っていただいたあいち沖縄会議のみなさま、特に三石さん、ありがとうございました。

さて、勉強会のあとは、名古屋のディープナイトが待っていました。









沖縄を愛してやまない人たちが集まるとこうなります(笑)。次回お会いできるのを楽しみに。

執筆:安部真理子(NACS-J/沖縄BDアオサンゴ作業部会)  

Posted by 沖縄BD at 23:54Comments(0)

沖縄大問題シンポ終了!

2013年02月26日/ イベント事後レポート

2月23日に東京で「沖縄大問題シンポ STOP! 高江・辺野古・泡瀬・大嶺 ~米軍基地、公共事業から沖縄の自然と暮らしを守る~」を実施しました。

今回は伊佐真次さん(へりぱっどいらない住民の会)、安次富浩さん(ヘリ基地反対協議会)、小橋川共男さん(泡瀬干潟を守る連絡会)の3名に上京いただきました。本シンポ開催にあたり日本山妙法寺と基地のない沖縄を目指す宗教者の集いにご寄附をいただき、無事完了しましたことをお礼申し上げます。


花輪伸一さんに「琉球列島の生物多様性に対する脅威」と題し基調講演を行っていただきました。琉球列島の生物や地形・生態系のユニークさや多様性を説明いただ、どのような脅威が迫っているのかお話しいただきました。

続いて東京で高江の支援を楽しく行っている若者グループ「ゆんたく高江」の浦野薫さんから、ご活動の紹介をいただきました。


ゆんたく高江の浦野薫さん

ゆんたく高江のウェブサイトとツィッターは以下の通り;
HP:http://helipad-verybad.org/
twitter:@yuntakutakae

ヘリパッドいらない住民の会の伊佐真次さんから高江で現在起こっていることをリアルにご報告いただきました。「非暴力で座り込むだけの行為が訴えられるというのは表現の自由の侵害である。訴えは自分1人以外は取り下げられ、住民の分断を狙ったものと思われる。 表現、言論の自由を守り、各地で起きている反対運動を萎縮させないためにも、この裁判は負けられない。」という当事者からの言葉は、多くの人の心を打ちました。


伊佐さん


辺野古の報告は環境問題の概略の部分を私が紹介し、アセス訴訟の判決や今後の運動の方針などを、お話しいただきました。ジュゴンがあと3頭しかいないということや、判決から3日後の辺野古アセス訴訟不当判決の様子が、強く聴衆の心に残りました。


安次富さん

休憩をはさみ、ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)の三村さんからご活動の様子を紹介いただきました。IUCNでの活動など多方面からの取り組みの様子を知ることが出来ました。今回も会場の片隅にブースを出してくれました。




ジュゴン保護キャンペーンセンターのサイト:
http://blog.goo.ne.jp/sdcc

泡瀬干潟を守る連絡会の小橋川共男さんから泡瀬干潟のことをお話しいただきました。構想では、首里城よりも美ら海水族館よりも多い集客を見込んでいる、という部分では笑いを取りました。また各所において、干潟を歩き、小さな生き物を観察している小橋川さんの心が伝わってくる発表でした。

最後は来年1月から着工すると言われている、那覇市内において奇跡的に残っている自然海岸である大嶺海岸のことを陣内孝之さん(ラムサール・ネットワーク日本)からお話しいただきました。

今回は100名(100枚準備した封筒がちょうど無くなりました!)のご参加があり、活発に意見交換が行われました。服部事務所の芦澤さんから新石垣空港の報告があったほか、本当に多様な意見が出ました。東京の人たちに沖縄の問題を伝える機会を今後も作っていきたいと考えています。

今日のUST録画とツィートによる実況中継はゆんたく高江の古賀さんが担当してくださいました。以下からご覧いただけます。

【USTREAMアーカイブ】
http://www.ustream.tv/recorded/29495369
http://www.ustream.tv/recorded/29497440

【ツイートのまとめ、togetter】
http://togetter.com/li/461557

【IWJの中継】
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/60417

(執筆:日本自然保護協会/沖縄・生物多様性市民ネットワーク 安部真理子)  

Posted by 沖縄BD at 17:41Comments(0)

公共事業徹底見直しを実現する院内集会(東京)の報告

2012年11月19日/ イベント事後レポート

水源連(水源開発問題全国連絡会)やラムサール・ネットワーク日本など10団体などで構成された「11.16公共事業徹底見直しを実現する集会実行委員会」主催の院内集会 「公共事業徹底見直しを実現する集会 増税バラマキを許さない」に参加しました。

詳しいプログラム等はこちらをご覧ください。
●2012年度水源連総会と全国集会のご案内 

冒頭にて、福島瑞穂議員(社民)、赤嶺政賢議員(共産党)、 大河原雅子議員(民主党)、東祥三議員(国民の生活が第一)
広野ただし議員(国民の生活が第一)から最初に挨拶がありました。しかしこの日は衆議院が解散されるという記念すべき大事な日となってしまったので、どの方も落ち着かない様子でした。「あと25分でこの議員バッチの寿命が終わります」という方もいらっしゃいました。

福島みずほさん
赤嶺政賢さん


院内集会は最初に 市川守弘氏(日本環境法律家連盟 副代表)の基調講演「増税で公共事業バラマキを許さない」で始まり、続いて 鈴木堯博氏(日弁連 元公害対策環境保全委員長)の特別報告 「公共事業改革基本法案(試案)」がありました。

その後、全国各地からの事例の紹介がありました。道路やダム、砂防ダム、スーパー堤防、リニア新幹線、埋め立てなど、多くの問題があることを共有しました。沖縄からは小橋川さん(泡瀬干潟を守る連絡会)から泡瀬干潟の報告があり、陣内孝之さん(ラムネット日本)から大嶺海岸(那覇空港拡張事業)、私からは辺野古の問題を紹介しました。

泡瀬の事例を紹介する小橋川さん

大嶺海岸の事例を紹介する陣内さん(ラムネット日本)

最後に、沖縄BDも連名した集会宣言が採択されました。賛同団体のリストはこちらに

遠藤さん(実行委員会)の閉会の挨拶では、今回のプログラムの内容と集会宣言は2009年、つまり民主党が政権を取る前、に実施した集会で用いたものとほぼ同じであるという言葉がありました。むしろその当時よりも、特に沖縄の公共事業を取り巻く事態は悪くなったのではないかと思います。


ジャーナリストのまさこあつこさんが以下に詳しいレポートをあげてくださったのでぜひご覧ください。

◎増税で公共事業バラマキを許さない集会(前半)
http://seisaku-essay.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-05c9.html
◎増税で公共事業バラマキを許さない集会(後半その1)
http://seisaku-essay.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-eaa1.html
◎増税で公共事業バラマキを許さない集会(後半2)
http://seisaku-essay.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-7ed0.html

集会終了後、小橋川さんと花輪さん、柏木さん(ラムネット日本)、陣内さん(ラムネット日本)と一緒に、いまや東京名物となった首相官邸前の脱原発デモに参加してきました。





(日本自然保護協会/沖縄BD アオサンゴ作業部会 安部真理子)  

Posted by 沖縄BD at 13:39Comments(0)

COP11のご報告です。

2012年10月19日/ イベント事後レポート

みなさま、お久しぶりです。
豊見城支部&新事務局の瀬長です。

2012年10月10日から16日の日程で、生物多様性条約締約国会議(COP11)に参加させて頂きましたので、そのご報告です。

このCOP11では、主にILCs(Indigenous and Local Communities:先住民族・地域共同体)の集まりに参加しました。

私がスピーカー(発言者)として最初に参加したサイドイベントは、2012年10月11日午後6時15分(現地時間)、大会議室「Holl-2」で行われた討論会です。

タイトルは「生物多様性の持続可能性について先住民族の伝統知識を共有する」です。
英語の原文は「Sharing traditional knowledge of social minorities on biodiversity and ecological sustainability:
in search of an equity-based eco-development」です。

インドに入る前にあらかじめ文書は作成していて、当日の討論会では事前にそれを配布していました。
持ち時間は約10分間でしたので、その文書を全部話して、且つ、英語で通訳までしていると時間がないので、文書以外で準備していたパワーポイントを投影しながら説明するというやり方で進めました。
私の日本語での説明の後、SILCジャパンの武者小路先生が通訳してくださいました。
普通に通訳するだけでなく、私の説明が不足していたら、きちんとカバーして補足していました。

その文書は末尾に貼り付けておきます。 訂正。ワード文書は貼り付けできませんでした。
日本語と英語で作っています。
私は英語が不得意なので、翻訳ソフトで「翻訳→修正→翻訳…」を繰り返して英文を作りました。
なので、翻訳しにくい部分や重要でない部分は翻訳していません。

パワーポイントの資料は、5MBを超えているので代わりにPDFを貼り付けます。それでも大きいので1~6ページまでにしておきました。
(パワーポイントでのデータが欲しい方はご連絡ください。メールで差し上げます。)

パワポを使いながら話した内容は、大体、下記のような感じです。長いのですが「続きを読む」でご覧ください。  続きを読む


Posted by 沖縄BD at 02:50Comments(0)

沖縄大問題シンポ(10/6)終了報告

2012年10月17日/ イベント事後レポート

  沖縄の豊かな自然環境を残そうと、泡瀬干潟を守る連絡会が中心となり企画して、沖縄市でシンポジウム「STOP!泡瀬・辺野古・高江・大嶺・浦添~沖縄の自然環境を考える~」を実施しました。沖縄BDも後援したこのシンポは無事約100名の参加者のもと、最後に決議を採択して終えることができました。詳細は泡瀬干潟を守る連絡会のウェブサイト日本自然保護協会のブログをご覧ください。

 フロアからの意見交換も活発に行われ、続いて琉球諸島の世界自然遺産の登録や無駄な公共工事の即時中止、オスプレイの撤去などを求めた「シンポジウム 決議」が会場一同で合意されました。

また今回のシンポジウムの様子は以下のサイトから動画で見ることが出来ます。
沖縄大問題が大集合!『STOP!泡瀬・辺野古・高江・大嶺・浦添 ~沖縄の自然環境を考える~』

●配布資料はこちらからダウンロードできます。
泡瀬辺野古高江シンポ資料
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【シンポジウムで採択された決議】

日米両政府は、県民の総意・強い願いを踏みにじり、沖縄へのオスプレイ配備を強行した。日米合意「住宅密集地上空の飛行を避ける」、「ヘリモードの飛行は基地内とする」も軽々しくほごにされた。岩国に残る3機は欠陥機であることが露呈していたが、部品交換して6日、普天間に強行配備された。そして県民を侮辱し、あざ笑うが如く、伊江島、北部、高江での低空飛行、離着陸訓練を強行している。沖縄県民の命と島の自然を虫けら同然に扱う日米両政府の態度は未来永劫決して許されない。普天間基地の即時閉鎖返還、安保条約廃棄が大きな政治課題になっている。

そのような中で、今日、私たちはシンポジウム「STOP泡瀬、辺野古、高江、大嶺、浦添(~沖縄の自然環境を考える~)」を開催した。

桜井国俊沖縄大学教授は、基調講演で、今のような自然環境破壊が進行すれば、私たちの地球が「人間なしに終わる」ことが予測される、そして種の絶滅も急激に進行し、生物多様性の特別に高い宝の島々・世界自然遺産候補地の琉球諸島が取り返しがつかない状態まで破壊されると警告している。
また、自然破壊が進行している、沖縄の各地からも報告があった。

泡瀬では、絶滅危惧Ⅱ類フジイロハマグリが生息している貴重な浅海域が今年の浚渫工事で失われようとしている。1区内の新種・貴重種・絶滅危惧種も保全されず、生き埋めである。高江では住民の住む周辺で新たな米軍ヘリパット建設が進行し、オスプレイも飛来する。絶滅危惧種が数多く生息するヤンバルの森が「ゆでられ」、燃えてキャンプハンセンのブート岳の様な禿山にされる。

天然記念物ジュゴンやアオサンゴ、ウミガメの生息地、豊かな海草藻場の広がる大浦湾・辺野古海域が新基地建設で破壊されようとしている。浦添では、那覇軍港の代替施設浦添軍港建設のために、キャンプキンザー西側の絶滅危惧ⅠA類ホソエガサなどが生息する貴重な干潟が埋められる。
那覇大嶺海岸では、新滑走路建設の名目で絶滅危惧ⅠA類クビレミドロなど貴重種が数多く生息する干潟が埋められようとしている。

報告にはなかったが、桜井氏の講演でも紹介されたやんばるでの林道建設で、貴重な森が皆伐され、ノグチゲラ、ヤンバルクイナに代表される固有の生態系が破壊に追いやられようとしている。

 私たちは、このような、自然破壊の進行を座して看過することはできない。この沖縄の現実を広く県内外、そして世界に発信し、自然環境を守る運動、米軍基地建設の犠牲にされる事への抵抗運動、県民の命と財産を守る運動を強化しなければならない。そして、これらの問題を全県民や自然保護団体の共通の課題として捉え、共同の戦いを発展させなければならない。

 今日ここに集った私たちは、以上のことを胸に刻み、戦いを強化していくことを誓う。そして次のことを強く要請する。

1.泡瀬干潟・浅海域埋立、やんばる林道建設などの無駄な公共工事を即時やめよ。

2.絶滅危惧種・新種・貴重種を保全せよ。大嶺海岸埋立てを回避せよ。

3.高江ヘリパット建設、辺野古新基地建設、浦添西海岸埋立など、沖縄を米軍事基地建設の犠牲にさせるな。沖縄(普天間)に配備強行したオスプレイをただちに撤去せよ。普天間基地を即時閉鎖、返還せよ。

4.琉球諸島を世界自然遺産に登録せよ。


宛先:

内閣総理大臣 防衛大臣 環境大臣 内閣府沖縄担当大臣 沖縄総合事務局 沖縄県知事 那覇市長 豊見城市長 沖縄市長 うるま市長 浦添市長 宜野湾市長 名護市長 東村長 国頭村長
2012年10月6日、シンポジウム「STOP泡瀬、辺野古、高江、大嶺、浦添(~沖縄の自然環境を考える~)」参加者
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桑江路子さん、宮城秋乃さん、安部、KEN子さん、JUJUMOさん

司会のKEN子さん

沖縄BD花輪さん

(執筆:沖縄BD/NACS-J 安部真理子)  

Posted by 沖縄BD at 13:15Comments(0)

7月7日、防衛局交渉動画記録

2011年07月11日/ イベント事後レポート

7月7日の防衛局七夕交渉の模様です。
記録のために動画を掲載します。









Ustによる中継録画はこちら

  

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七夕交渉 〜準備から交渉前まで

2011年07月11日/ イベント事後レポート


ユースト準備に余念のないKEN子さん
いつも cool なサインを用意してくれるアクション上手なKENさん。


高江からかけつけてくれました。


打ち合わせ


事務局次長の宮平さん、会計の末子さん。七夕アクションも準備着々。


辺野古から琢磨さんも。


笹の葉を持って記念写真


警備が厳しくなっていました。通行証でピッとしないとはいれません。


これが通行証。  

Posted by 沖縄BD at 04:22Comments(0)

cop10を終えて(「フクギの雫」について)

2010年12月16日/ イベント事後レポート

『フクギの雫』名古屋公演を終えて

10月23日(土)天白文化小劇場で舞台『フクギの雫』を上演しました。

初めての県外公演だったので、伝えたい想いをきちんと伝えることができるのか正直、不安でした。
一番の不安は、言葉の壁でした。
証言のシーンで使っている「うちなー口」でのセリフをそのまま使うと半分しか意味が伝わらない。

しかし、すべてを共通語に直してしまうと想いが軽くなってしまう・・・。
県外の方にも意味が伝わり、想いもしっかり届けるためには、どうしたら良いのか?


直前までメンバーと意見交換を繰り返しました。
本当にこれで大丈夫なのか?不安と緊張のなか舞台が始まりましたが、会場には多くのお客様が詰めかけていて終演後の拍手を聞いて想いが伝わったと実感しました。

この舞台をきっかけに沖縄の問題に関心を持っていただけたのならば、私たちは嬉しく思います。



今回の公演は、たくさんの方々に支えられて成功することができました。
関係者の皆さん、各地から会場へ来ていただいた皆さん、本当にありがとうございました。


  


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7/10 海の生きもの写真家 有光さんのトーク 

2010年07月14日/ イベント事後レポート

7月10日に、なは女性センターで河村雅美さんと有光智彦さんのトークがありました。
その報告と感想です。

トークのタイトルは「生物多様性:小さな島々沖縄の大きな宝〜海の生きもの写真家が伝える生物多様性」。今週(13日〜18日)、那覇市民ギャラリーで開催されている、沖縄BDの合同写真・作品展とのジョイント企画です。天気のよい土曜の午後にもかかわらず、40名近くの参加者。(後で何名かはビーチパーリーへも行ったのでしょうか?)。

まず最初に話したのは河村さんです。
「生物多様性」「生物多様性条約」「COP10」など難しくなりそうな話や「沖縄BDの活動」を、いつものように、丁寧に、わかりやすく説明していたのが印象的でした。

また、生物多様性の議論が、「保護」「保全」という視点から、経済的な利益や「代償」をどう払うかに変わっていることに対しての指摘も、いろいろ考えさせられました。(温暖化の議論と同じ方向性になっていくことをすごい危惧しています、、)。

有光さんへのバトンタッチ(表現が古い?)の時も、「生物多様性条約」や「COP10」という大きな取り組みと対比させるように、有光さんの活動の重要さを紹介していて、進行がさすがだなと思いました。

で次に、with たくさんの写真/スライドと、有光さんとパートナー前島綾子さん登場。

さまざまな表情をした波。波。波。の写真。
豊かな表情をしたぎんぼ、ぎんぼ、さんご、さんご、うみくさの写真。
ぐいぐいその魅力を見せてくれました。


有光さんのトークが、またすごく楽しかったです。トークにも人柄がそのままでていて、「こういう人だからこんな写真が撮れるんだ」と改めて思いました。(in other words 俺も性格変えないといい写真とれないかな、と)
特に、ぎんぼを友達のように語っているのがよかった。


それから、普段何気なく見逃していることを、もう一度「あっ、そういえばそうだな」といろいろ考えさせられました。

例えば、カメラは人間の目では出来ない「瞬間をとらえることができる」ということ。その特徴をうまく使って、海をとらえ、その不思議さと大切さを多くの人々に伝えることができること。

本土とくらべて、沖縄の海には、ほんとうに沢山の種類の生きものがいて、でもひとつひとつの種の数はそれほどいないこと。だから漁師も、一網打尽ってわけにはいかないで、網を引き上げてからの選り分けが大変だということ、など、など。

あと有光さん達が作った配布資料がとてもよかったです。きれいな写真と、文献/資料を参考にしての説明文が満載された資料は、すごく充実したものになっています。

資料はこちらの「資料ファイル」からみることができます。↓
http://www.bd.libre-okinawa.com/document

とにかく、有光さんの言う「生きものへの畏敬の念」と「生き物は、淡々と自らの営みを続けている」という考え方、そして身近なところから「知ること」の大切さが、画像とトークを通して、しっかりと伝わってきた時間でした。

またいろいろ聞きたいと思いました。
それから自分もはやくちゃんとした写真を撮りたいと思いました。


HY  

Posted by 沖縄BD at 19:19Comments(0)

出前授業に行ってきました!!

2010年07月02日/ イベント事後レポート

シーサーオスこんにちは
BDユースメンバーのONE LOVEですニコニコ
BDとしてはじめての出前授業に行ってきました!初めての出前先は沖国です!びっくり!!



ONE LOVEでは、楽しく学ぶ授業を心がけています。
そして自分たちと世界や沖縄で起こっていることが繋がっていることの気付きや発見を促す授業に取り組んでいます晴れ



BDの3つのテーマをクイズに
「人○」「平○」「○境」
人権のところを“人間”と答える学生もいておもしろいです。(^^)(おしい☆)

「生物多様性」「生物多様性条約」「COP10」についてきちんと言葉で伝えることはまだ課題です。
なぜ生物多様性が必要なのか?世界のことを考えながら、足元の沖縄の自然を守るために、まずは行動してみようといって始まった沖縄BDのことも触れました。


これはおもちゃのジェンガを使って、生態系が崩れるとどうなる??びっくり!
をイメージしてみました。




ジェンガをどんどん抜いていくとぐらぐらし始めていきます。生態系も同じようにお互いに支えあって繋がりあっています。
一番みんなが興味しんしんになってくれた時間ですシーサーオス


そして沖縄に残る自然豊かなカーミージーと浮原島を紹介しましたさんご礁

こんなにキレイな海まだまだ知らない場所が多い沖縄本島

カーミージはBD会員限定の遠足会で、鹿谷自然案内の鹿谷さんに案内してもらった場所。
浮原島は、ONE LOVEのメンバーがBD会員さんと訪れた場所です。
浮原島ではもずくを取ってその場で食べたり、自然の恵みをいただいていること実感。
沖縄は昔から、海で取れたものがそのまま食卓へ運ばれている。ラブ


生物多様性と聞くと、「環境」を守る団体が活動をしているイメージを持つけれども、
ONE LOVEはフィリピンやネパールの若者と交流をして、彼らと共に自立のための活動をしています。
どちらかと言えば「人権」を守る活動に近いです。
ONE LOVEの活動がどうして「環境」や「生物多様性」と繋がっているのかも伝えました。ふたば


フィリピンにある、スモーキーマウンテンのDVDを見たり、
ONE LOVEが共に活動をしている現地の友人たちの話をしました。
スモーキーにあるゴミ山で暮らす人々は、ゴミの雪崩やゴミ収集車に巻き込まれて亡くなる人もいて、
住む環境はとても悪く、人々は病気にかかりやすく、食べることに手一杯の彼らの生活は、
薬を買うことができずに病気で亡くなることがあります。


これは、私たちには関係のない遠い国の出来事のこと?
それともかわいそうな人たち?


スモーキーマウンテンには
日本からの産業廃棄物が渡ってきて捨てられていて、
そのゴミが彼らの健康を脅かすことに繋がっていることを話しました。


自分たちの生活は海外の誰かと繋がっていて、
そして他の国の環境を守ることは、
そこに暮らす人々のいのちを守ることに繋がっています。ハート


そしてONE LOVEが活動しているマニラの田舎まちブラカンに住む現地の友人たち。
彼らの生活は毎日水をポンプで汲む生活から始まります。
一日に使う水をバケツにためて使います。
彼らの家にホームステイしたときに感じたことを話しました。




格差の激しいフィリピンでは、水が使える人と、使えない人がいて、
いのちに関わる水を、貧しさが理由で水を手に入れられないという現状があります。タラ~


ブラカンに川が流れているのですが、その川は汚染されていて飲み水にできません。
川の隣に工場があり、そこから流れてくるもので川は汚染されてチョコレート色になっています。


ゴミの投棄、水の汚染、今フィリピンで行われていることは、沖縄でも起きています。
カーミージと浮原の問題点もたくさんあることを伝えました。ぐすん


ジェンガと同じです。海をつぶし、生き物がいきることができる環境をなくすことは、
ジェンガの駒をひとつ抜いていることなのです。
いつ生態系が崩れて人に影響を及ぼすのか誰も分かりません。


海外にいる友だちのことを知ることや、そして私たちの周りの環境が守られているか
知ろうとすることが、大切なことに気付いてもらえた出前授業だといいなと思います。シーサーオス


今度はBDのみなさんに出前授業を見てもらいたいな~と
思っています!!晴れ

ONE LOVEハート
  

Posted by 沖縄BD at 09:02Comments(0)

カーミージーへ行ってきました!

2010年05月12日/ イベント事後レポート

こんにちは。
5月1日にあったBD遠足でカーミージーの海に行ってきました。びっくり!!

カーミージーの海は、浦添の西海岸の北の端にあります。
空寿崎の先にある離れ島が、亀の甲羅の形に見えることから
カーミージー(亀瀬)という名をシンボルに親しまれてきた場所です。シーサーオス


キャンプキンザ―のすぐ傍にあり、人を寄せ付けないことで自然が守られてきた場所でもあります。

カーミージーの海に暮らす生き物にたくさん会うことができました。
ヒトデ、貝、エビ、カニ、ヤドカリ、ナマコ、魚、海草、珊瑚、イソギンチャク、もずく、アーサ。
今回は会うことはできなかった生き物の中に、うみへびやタツノオトシゴもいるそうです。さんご礁

その生き物ひとつひとつに今回ガイドをしてくださった鹿谷さんが説明をしてくれます。
人間がひとりひとり違うように、生き物にもたくさんのエピソードがあります。
ヒトデとナマコは同じ種類の生き物だよとか、ナマコの口とおしりの見分け方とか、
カニの脱皮の仕方とか、生き物たちの生きている証拠を強く刻まれた気持ちです。




色んな種類の生き物が同じ場所に暮らしていながら、喧嘩がおこらないのは住み分けをきちんとしているから。
水の中が好きな生き物、海の水がかからないところが好きな生き物、砂の中にいるもの、海草の葉の上に住むもの、
それぞれの生き物がそれぞれの生きる環境を見つけて暮らしています。
ほんの10cm高さが違うだけで、住んでいる生き物が違ったりもします。
だから、小さな空間にたくさんの生き物が暮らしていて、沖縄の海が生物多様というのを実際に感じることができました。ピカピカ



BD遠足に参加した人たちのコメントをいくつか紹介しますシーサーオス

赤しまぞうり生きた貝が動いている姿に感動した。命があふれている海に出会えてうれしかった。
黄しまぞおりこんなに身近な所でこんなに豊かな生き物が、自分にあった環境でそれぞれが生きているんて、多様性ってたくさんの種類がいるだけでなく、自分にあった環境ということにイメージが変化した。
青しまぞおり多様性という抽象的なことばが、とても具体的なものとして感じられました、すべての命がつながっていることを実感。
赤しまぞうりもっと好きになった!!まだまだ知らないことだらけ!!!
黄しまぞおりちょっとした環境によって生きている。海だからどこでもいいのではない、それぞれのビミョウな環境の中で生きている、人間がいかにその生きものの生きている環境に無神経でいることか、自分も含めて・・・。



岩をめくったら、元にもどすことや、観察した生き物をもといた場所にかえしてあげてね、
食べるものは採っても、飼育のために持ち帰ることはしないでねというような海のマナーも教えてくれました。

私たちの次の世代のそのまた次の世代の子どもたちが
この海で遊んだり、たくさんの生きものに遭遇したり、海の幸をいただいたり、
していくためには、海のルールを守るということピカピカ

この海を、ずっとこのまま残したい。
誰もがそう感じました。



けれども、このカーミージーの海は道路建設という難題にぶつかっています。
58号線の渋滞穏和のために、3つの道路の建設が進められています。
埋め立てになるか、橋をかけるのか、まだ分かりません。
ただ言えることは、架橋になったとしても橋げたは海を貫くことは変わりなく、
海の流れを変え、環境も大きく変わることから、そこに暮らす生物に影響を与えることは間違いないのです。
埋め立てになると、生きものの住処は消えてしまいます。


カーミージの海を埋め立ててまで道路を作るの? 必要以上の道路じゃないの?
そんな気持ちが消えません。
車社会に生きる今の私の生活を見つめ直し、どうすればこの海を残すことができるか
生活と自然のバランスを考えていこうと思うBD遠足会でした。

カーミージーには、たくさんの生きものの住処です。
どうか彼らの存在にひとりでも多くの人が気付いてくれますように・・・

ここでひとつクイズをしますチョキ

カーミージーにはナマコの仲間がたくさんいるよ!!

クロナマコ、ニセクロナマコ、オオイカリナマコ、トゲクリイロナマコ、フタスジナマコ、チズナマコ。
さぁ~~~~て、この子(下)が持っているナマコは、僕らのうちの誰でしょう?ピース


BD遠足に行ったみなさんはもちろんわかりますよね????
気になった方はぜひ、カーミージーの海へ遊びに来てね☆★沖縄本島


ONE LOVE
  

Posted by 沖縄BD at 09:05Comments(0)

楽しかったGW☆「カーミージー探検!」(レポ予告編)

2010年05月08日/ イベント事後レポート

5/1に、
「沖縄BD遠足シリーズ」第2弾として、
浦添の港川のキンザーの裏にある海岸、
「カーミージー」を探検して来ましたー!
http://okinawabd.ti-da.net/e2810882.html

ただいまレポート作成中なのでお待ち下さい!
(PCの容量の問題で、写真を読み込めなくて困っています…すみません)

当日、本当に分かりやすいガイドをして下さった
「しかたに先生」御夫妻のブログの5/1のページに
紹介されているのをまず御覧下さい!

http://www.shikatani.net/topics/topics.cgi  


Posted by 沖縄BD at 17:51Comments(0)

楽しかったノレッジカフェ「たねを食卓へ」mofgmona

2010年04月29日/ イベント事後レポート

生物多様性ノレッジカフェ 「たねを食卓へ:生き物の恵みと地域づくり
               〜ベトナムNGO Seed to Tableから学ぶ」
ゲストスピーカー:伊能まゆ

4/24(土)、県民大会があしたという慌ただしい日にも関わらず、
30人以上の方にお集りいただき、モフモナのおかげで素敵な空間
と時間を持つことができました。
食や農は、生物多様性には欠かせないテーマでもあり、
身近であってもなかなかテーマにできなかったのですが、こんな形で
学ぶことができたのはとてもよかったと思います。


伊能さんは、現地でのたくさんの写真を使って具体的に
話してくださいました。ベトナムの人たちが、生き物の恵みを
受けながら、自らの身の丈で、どのように次世代に伝える地域づくりを
していくかを考えている試行錯誤の様子が伝わってきました。


伊能さんのパワーポイントからちょっと抜粋すると...
”人々の暮らし、暮らしを支える自然資源と生物多様性、そして環境を守るために...
→その地域にすむ人々が協力して「地域づくり」に取り組むことが必要。
 「地域づくり」とは、地域の人々の努力と「よそ者」とのコラボレーションによって、
  その地域に伝わる文化や知恵、自然資源を活かしながら、暮らしや環境を改善し、次世代に伝えていくこと
。”
”都市の人々の役割
  ・安全で「顔」が見える食べ物を清算する人々を応援すること”

交流会にも20名以上の方が参加し、意見交換をしました。


伊能さんもご自分のブログでその日の様子を報告してくださっています。→ NGO Seed to Table

ご協力いただいた沖縄大学地域研究所、ベトナム青葉奨学会沖縄委員会、沖縄環境ネットワーク、ONE LOVE、モフモナの皆さん、
ありがとうございました。
主催者の河村が骨折していたため、いろいろ不手際すみませんでしたが、開催できてよかったです。

またノレッジカフェでお会いしましょう。  


Posted by 沖縄BD at 15:24Comments(0)