沖縄大問題シンポ終了!

2013年02月26日/ イベント事後レポート

2月23日に東京で「沖縄大問題シンポ STOP! 高江・辺野古・泡瀬・大嶺 ~米軍基地、公共事業から沖縄の自然と暮らしを守る~」を実施しました。

今回は伊佐真次さん(へりぱっどいらない住民の会)、安次富浩さん(ヘリ基地反対協議会)、小橋川共男さん(泡瀬干潟を守る連絡会)の3名に上京いただきました。本シンポ開催にあたり日本山妙法寺と基地のない沖縄を目指す宗教者の集いにご寄附をいただき、無事完了しましたことをお礼申し上げます。


花輪伸一さんに「琉球列島の生物多様性に対する脅威」と題し基調講演を行っていただきました。琉球列島の生物や地形・生態系のユニークさや多様性を説明いただ、どのような脅威が迫っているのかお話しいただきました。

続いて東京で高江の支援を楽しく行っている若者グループ「ゆんたく高江」の浦野薫さんから、ご活動の紹介をいただきました。

沖縄大問題シンポ終了!
ゆんたく高江の浦野薫さん

ゆんたく高江のウェブサイトとツィッターは以下の通り;
HP:http://helipad-verybad.org/
twitter:@yuntakutakae

ヘリパッドいらない住民の会の伊佐真次さんから高江で現在起こっていることをリアルにご報告いただきました。「非暴力で座り込むだけの行為が訴えられるというのは表現の自由の侵害である。訴えは自分1人以外は取り下げられ、住民の分断を狙ったものと思われる。 表現、言論の自由を守り、各地で起きている反対運動を萎縮させないためにも、この裁判は負けられない。」という当事者からの言葉は、多くの人の心を打ちました。

沖縄大問題シンポ終了!
伊佐さん


辺野古の報告は環境問題の概略の部分を私が紹介し、アセス訴訟の判決や今後の運動の方針などを、お話しいただきました。ジュゴンがあと3頭しかいないということや、判決から3日後の辺野古アセス訴訟不当判決の様子が、強く聴衆の心に残りました。

沖縄大問題シンポ終了!
安次富さん

休憩をはさみ、ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)の三村さんからご活動の様子を紹介いただきました。IUCNでの活動など多方面からの取り組みの様子を知ることが出来ました。今回も会場の片隅にブースを出してくれました。

沖縄大問題シンポ終了!


ジュゴン保護キャンペーンセンターのサイト:
http://blog.goo.ne.jp/sdcc

泡瀬干潟を守る連絡会の小橋川共男さんから泡瀬干潟のことをお話しいただきました。構想では、首里城よりも美ら海水族館よりも多い集客を見込んでいる、という部分では笑いを取りました。また各所において、干潟を歩き、小さな生き物を観察している小橋川さんの心が伝わってくる発表でした。

最後は来年1月から着工すると言われている、那覇市内において奇跡的に残っている自然海岸である大嶺海岸のことを陣内孝之さん(ラムサール・ネットワーク日本)からお話しいただきました。

今回は100名(100枚準備した封筒がちょうど無くなりました!)のご参加があり、活発に意見交換が行われました。服部事務所の芦澤さんから新石垣空港の報告があったほか、本当に多様な意見が出ました。東京の人たちに沖縄の問題を伝える機会を今後も作っていきたいと考えています。

今日のUST録画とツィートによる実況中継はゆんたく高江の古賀さんが担当してくださいました。以下からご覧いただけます。

【USTREAMアーカイブ】
http://www.ustream.tv/recorded/29495369
http://www.ustream.tv/recorded/29497440

【ツイートのまとめ、togetter】
http://togetter.com/li/461557

【IWJの中継】
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/60417

(執筆:日本自然保護協会/沖縄・生物多様性市民ネットワーク 安部真理子)


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Posted by 沖縄BD at 17:41│Comments(0)
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