辺野古:埋め立てさせない!知事を支える!キャンペーン
2013年03月23日/ 公有水面埋立対策/ 辺野古アセス/ 沖縄防衛局
わたしたちは、この行為を強く抗議し、「埋め立て申請」の手続きの枠組みの中で、埋め立てさせないキャンペーンを行いたいと思います。
知事に申請はNO!といわせるには強力な支えが必要です。埋め立てNO!、基地建設NO!という強力な世論を作っていくために、あらゆる回路を使っていきたいと思います。その1つの手段として、3つの回路で意見を書いて沖縄県に出すというキャンペーンを開始します。
1. 申請書の公告縦覧中の「利害関係者」としての意見提出
提 出 先: 海岸防災課 期間=3週間程度?
意見提出者: 広ーい意味の利害関係者
海岸防災課は利害関係者の範囲は限定しないと表明しています。
審査時に利害関係者の妥当性の検討はあるかもしれませんが、「利害関係者」が事業者の都合のいいように、あるいは申請を判断する行政の都合のいいように決められていくことを防ぐことも重要です。制度は私たちがつくっていくもの。昨年、沖縄防衛局に評価書を公開させたこと、公開評価書の市民からの意見書提出の機会、審査会で意見を述べる機会を作っていったことを思いだしましょう!ここは自分はどのスタンスで書けるか各々考えてみてもらいたいと思います。例えば…
○具体的に経済的損失を示すことができる人・団体からの意見
・漁業資源の損失○市民もこんな視点でも書けると思います。
・観光資源の損失
・エコツアー実施における損失
・辺野古・大浦湾の「自然の恵み」(利益)をレジャーを通して受けてきた。それが失われるという視点
・先祖から受け継いだ豊かな自然を手つかずのまま子孫に受け継いでいきたい/その機会が失われ使命を果たせないという視点
・研究の対象としての利益を受けてきた/それが失われるという視点
・自然保護運動の対象としてこれまで世論や国際社会に訴えてきた/それが失われるという視点
・これからの沖縄の発展に関わる利益の可能性(世界遺産)が失われるという視点
・国連の「健康を享受する権利」や憲法25条「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」が奪われるという視点
・生活者という視点
2. 申請書とともに添付書類として提出される添付図書=「補正評価書」に対しての、専門家や市民としての意見提出
提 出 先: 環境政策課
期 間: 数ヶ月
キーワード: 「評価書に対する知事意見」「補正評価書」
意見提出者: 主に専門家、自然保護団体などが中心かな。
でもアセスに関わってきた人なら誰でも!
内容審査の過程において、意見書を出すことができます。
埋め立てを許可する根拠となるアセスの問題点を示していくことがこの枠組みで提出する意見のポイントでしょう。評価書への知事意見との関連、補正評価書が知事意見に応え切れていないことの指摘が重要です。日本自然保護協会(NACS-J)と沖縄BDがすでに2月12日に沖縄防衛局に提出したような意見がモデルとなると思います。(関連記事下記参照)お知り合いの専門家、学会などへの呼びかけもお願いしたいと思います。
3. 県知事を支える意見書キャンペーン
提 出 先: 沖縄県知事
期 間: 数ヶ月 (知事が意見を提出するまで)
キーワード: 沖縄の民意、基地は要らない、平和、自然をまもれ、etc
意見提出者: 誰でも
これはとにかくいやなものはいやだ!おかしいじゃないか!の大規模キャンペーンです。沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団が呼びかけ予定です。
みなさんに意見を書いてもらえるような情報をこれから提供予定です。
みなさんも、それぞれぜひご準備ください。
キャンペーンの集約についてはまたお知らせします。
[関連記事]
現在、補正評価書で問題であると私たちが考えている点をお伝えすることと、今後、日本政府から公有水面埋め立て申請が行われたあとの手続きについて、教えていただくためです。特に埋め立て申請の手続きにおいて、意…
海岸防災課と同じく、2団体の意見書を説明し、沖縄防衛局とのやりとりについて報告しました。