沖縄・生物多様性市民ネットのブログ/Citizens' Network for Biodiversity in Okinawa

沖縄県議会でも、枯れ葉剤の追及は続いています。

　2011年12月1日の代表質問で、渡嘉敷喜代子議員（社民・護憲）が、以下の質問をしました。

ア.枯れ葉剤の県内使用について複数の元米軍人の証言を受けて、早速軍転協は基地の調査を政府に要請した。1973年の日米合同委員会合意「環境に関する協力について」に基づき、県独自で調査する意向はないか伺う。

イ. 60～70年代に基地内で働いていた元基地従業員の、健康調査の必要性はないか伺う。

　代表質問通告表はこちら

　それに対して、県は未だ消極的な姿勢を示していたようです。報道は以下のとおりです。

○沖縄タイムス（2011.12.2)
　"又吉進知事公室長は、元基地従業員の健康に枯れ葉剤が影響していないか調査する必要性について、「現時点で枯れ葉剤による健康被害の発生は明らかにされておらず、現時点で考えていない」と否定的な考えを示した。渡嘉敷喜代子氏（社民・護憲）に答弁した。"



○琉球新報（2011,12.2)
"渡嘉敷氏：枯れ葉剤が県内で使用されたとの元米軍人の証言がある。元基地従業員の健康調査の必要性は。
又吉公室長：新たな環境調査について外務省は、新たな事実関係の判明などの状況をみて判断するとしている。健康被害発生は明らかにされておらず、現時点で健康調査は考えていない。"