辺野古アセス:評価書の開示と公表の要望書を沖縄防衛局に提出

2012年01月14日/ 辺野古アセス

 1月13日、沖縄・生物多様性市民ネットワークは、日本自然保護協会(NACS-J)と共同で、辺野古アセス・環境アセスメント評価書の開示と公表の要望書を防衛省沖縄防衛局に提出しました。
 
 沖縄防衛局の真部局長が、1月6日の着任会見で「評価書への知事意見を受けた補正の前に、一般への評価書公表について『今、検討している』と述べ、県民からの意見を募る方法を検討していると明らかにし」てから、一週間。いまだに開示・公表する動きを見せない沖縄防衛局に対しての、沖縄BDとNACS-Jからのアクションです。
  ○琉球新報 「真部局長、評価書公表を検討 未明搬入『やむを得ず』」(2012年1月7日)(こちら

 1月19日には、第1回アセス審査会が開かれます。県民が審査会の傍聴にのぞむためにも、そして世界の宝である辺野古・大浦湾で行われた環境影響評価を全ての人がチェックし、知事意見提出までの手続きを、環境影響制度の精神を反映した過程にするために、速やかな評価書開示・公開の手続きが必要です。 

 みなさんからも、ぜひ沖縄防衛局に速やかな公開を要求してください。よろしくお願いいたします。
   沖縄防衛局電話: 098-921-8131  Fax:098-921-8168

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2012年1月13日

防衛省沖縄防衛局 局長
  真部 朗 殿
環境アセスメント評価書の開示と公表の要望書
~速やかに市民と社会に公表しなければならない~

公益財団法人 日本自然保護協会 保護プロジェクト部 部長 大野 正人
沖縄・生物多様性市民ネットワーク 事務局長 吉川 秀樹


2011年12月28日未明の沖縄防衛局による辺野古への米軍・普天間飛行場移設事業の環境アセスメント評価書の強引な方法による提出は、環境影響評価制度の精神を無視したものであり、法律と条例に基づく環境保全の手続きとして、決して認められるものではない。

ジュゴンをはじめとする辺野古の生物多様性の重要性を指摘し、保全を求めてきた環境保護団体は、今回の沖縄防衛局や沖縄県、政府の対応を注視し、評価書の記述内容に最大の関心を持っている。

1月4日、沖縄県は評価書の受理にあたり、速やかな情報開示と、市民の意見聴取の機会提供を約束した。その後、評価書の重大な不備も発覚した。沖縄防衛局はこれを踏まえ、法的義務の有無に関わらず、評価書を市民に公開する責任を果たす必要がある。知事意見提出までの期間は限られており、1月19日には沖縄県環境影響評価審査会が開始される。評価書の内容を市民と社会に秘匿したまま、形骸化した手続きにしてはならない。

したがって、火急速やか、評価書の内容を開示しウェブサイト等で公開するよう強く要望する。

以上

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日本自然保護協会の要望書の公開はこちらで。

辺野古アセス:評価書の開示と公表の要望書を沖縄防衛局に提出
Photo: Makishi Osamu






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Posted by 沖縄BD at 01:26│Comments(0)
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普天間基地・環境アセスメント評価書を、速やかに市民と社会に公表しなければならない 【ろーやーずくらぶ】at 2012年01月15日 16:41
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