反差別国際運動(IMADR)の国連人権理事会への書面・口頭声明

2012年07月09日/ 国連

 高江のブログの記事「反差別国際運動(IMADR)の報道」でいち早く新聞記事の紹介がでていましたが、反差別国際運動(IMADR)が、沖縄への人権侵害についての書面を提出しました。その中には、辺野古新基地建設、高江オスプレイパッド建設、そしてオスプレイ配備の件が含まれており、いずれも日米両政府へ中止を求めています。
 また、人権理事会議題4で口頭声明も発表したそうです。どちらも和訳については後ほど追記でアップする予定ですが原文をとりあえずこちらにあげました。
 
 IMADRは、ご存知のとおり、国連に対しての沖縄からの働きかけにご尽力いただいています。特に、国連人種差別撤廃委員会(CERD)に対しての働きかけができたことは、沖縄にとって大きかったと思います。
 さて、このCERDは、辺野古への米軍基地建設と東村高江オスプレイパッド建設に日本政府に対し、人権侵害問題の観点から計画の現状や地元住民の権利を守る具体策について説明を求める質問状を出しており、回答の期限は、7/31に迫っています。
 その後の日本政府の動きは、まるで勧告をされたいかのような、人権無視しまくりの政策をとっていますが、どのような回答を書くつもりなのでしょうか。それは、8月の審議に耐えうるものとなるはずはないと、思います。
 
 このCERDの文書を今後とも生かしていくことを、平和学会で訪沖なさっていたIMADRの武者小路公秀先生とも先日お会いしたとき、話し合ったところです。
 国際社会へつなげてくださる方たちが支えてくれています。辺野古、高江、普天間と座り込みの場で、少しでもこの動きが力となればと思っています。      
                                                    河村 雅美
                                                        
 こちら、国連マーク入りのWritten Statement。
Written statement submitted by the International Movement against All Forms of Discrimination and Racism(IMADR), a non-governmental organization in special consultative status
20 HRC IMADR Written Statement Okinawa 8 June 2012
こちらは口頭声明ですが、国連の正式記録はウェブキャストのビデオ(下記埋め込み)の方になるとのこと。
IMADR Oral Statement: 20th Session of the Human Rights Council
Item 4: General Debate

Imadr Item 4 Gd-1 28june 2012
国連ウェブキャスト
IMADR, GD Item:4, 21st Meeting, 20th Session 28 June 2012
Mr. Daisuke Shirane, International Movement Against All Forms of Discrimination and Racism,
General Debate on Item 4: Human rights situations that require the Council’s attention - 21st Plenary Meeting - 20th Session of the Human Rights Council. HRC Extranet .



反差別国際運動(IMADR)の国連人権理事会への書面・口頭声明 
武者小路先生と河村(2012.6.24)


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Posted by 沖縄BD at 23:53│Comments(0)
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