沖縄市サッカー場:全面調査(第2ラウンド)の県内メディア報道まとめ~あとで検証
2014年08月19日/ 沖縄市サッカー場/ 枯れ葉剤/ 基地返還跡地/ 汚染
沖縄市サッカー場の全面調査の県内の報道を、(大変遅いのですが)記録としてこちらにまとめました。
このような汚染調査の問題の報道のあり方というのもまた考えなければならない問題だと、思っています。
これについては、専門家の意見を踏まえ、また追々、検証していくつもりです。
◯7月7日に琉球新報が、防衛局と沖縄市の発表前に、まず報じました。


7月8日に沖縄防衛局と沖縄市の発表を受けての記事がこちら。

◯7月8日、沖縄防衛局と沖縄市の発表を受けての沖縄タイムスは報じています。

タイムスは、北谷町、嘉手納町の首長にコメントをとっています。

◯この問題を追っている琉球朝日放送 QABの報道はこちら→「枯れ葉剤の主要成分のひとつ新たに検出」(2014.7.7)
「大変不安は残るが」...
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報道に関して気がついた点を書いておきますが..
・用語について
これまで枯れ葉剤問題は、"枯れ葉剤=エージェント・オレンジ"という認識で展開してきましたが、 枯れ葉剤には米軍がベトナムで使用したエージェント・ピンク、エージェント・グリーン、エージェント・パープル、エージェント・オレンジ、エージェント・オレンジⅡ、エージェント・ホワイト、エージェント・ブルーがあります。
この点で、今回混乱を招き、錯綜している部分があります。今後、ここは整理していく必要があります。米国とベトナムを結ぶ地であった沖縄はあらゆる種類の枯れ葉剤の可能性を考える必要があるからです。沖縄BDでは、枯れ葉剤は、上記の総称を「枯れ葉剤」と呼び、Agent Orangeは「エージェント・オレンジ(あるいはオレンジ剤)」と呼ぶようにしていきたいと考えています。
・市長の姿勢
4月に沖縄市長選があり、桑江市長が就任して調査の件では初の会見でした。メディアの切り取りからしか、推察できないのですが、防衛局や県の責任で、という言葉から、あまり主体的な姿勢が見えてきません。
このような調査過程で、調査主体と市民とのコミュニケーションの部分(説明会や安全宣言など)が重要であることを、もっと首長をはじめとし、行政サイドに理解してもらいたいと考えているので、ぜひ積極的に関わってもらいたいと思います。
米軍の跡地であり、調査や浄化は日本政府の責任であっても、沖縄市のサッカー場であり、そこを使っていくのは沖縄市の人々で、その安全は沖縄市が責任を担う必要があると思いますので。
このような汚染調査の問題の報道のあり方というのもまた考えなければならない問題だと、思っています。
これについては、専門家の意見を踏まえ、また追々、検証していくつもりです。
◯7月7日に琉球新報が、防衛局と沖縄市の発表前に、まず報じました。


7月8日に沖縄防衛局と沖縄市の発表を受けての記事がこちら。

◯7月8日、沖縄防衛局と沖縄市の発表を受けての沖縄タイムスは報じています。

タイムスは、北谷町、嘉手納町の首長にコメントをとっています。

◯この問題を追っている琉球朝日放送 QABの報道はこちら→「枯れ葉剤の主要成分のひとつ新たに検出」(2014.7.7)
"沖縄市のサッカー場のダイオキシン汚染問題で沖縄市と沖縄防衛局が61本のドラム缶などを追加調査した結果が出ました。
ベトナム戦争で使われ、子どもたちにおびただしい障害をもたらした枯れ葉剤エージェントオレンジの主要成分の一つが新たに検出されさらに防衛局の調査では別の枯れ葉剤の成分が検出されました。
調査は2013年10月から6月にかけて沖縄市と防衛局がそれぞれ沖縄市のサッカー場で発見されたドラム缶61本と底面土壌、たまり水などを調べました。
その結果ベトナム戦争で使われた枯れ葉剤エージェントオレンジの主要成分である245Tがドラム缶と底面土壌、そしてたまり水から発見されました。
また今回調査項目を増やした結果、たまり水からエージェントオレンジのもうひとつの主要成分24Dが発見され、ベトナム戦争で子どもたちにおびただしい被害をもたらしたエージェントオレンジの主要成分がそろって検出されたことがわかりました。
しかし沖縄市の桑江市長は枯れ葉剤かどうかは断言せず、これ以上の調査は国や県の責任で行ってもらう考えを示しました。
沖縄市桑江市長は「大変不安は残るが評価等を見ても、健康被害についてはないというようなことですし、さらなる調査は、防衛局で徹底的に解明してもらいたいと思っております」と話します。
また防衛局もエージェントオレンジかどうかについては2つの成分がともに除草剤としても使われていたものであることからエージェントオレンジだという証拠はみつからないとして否定しています。
沖縄市の調査についてベトナムでの枯れ葉剤汚染の調査経験のある愛媛大学の本田克久教授は「エージェントオレンジやエージェントブルーなどと同じ構成成分を有する除草剤が存在していた可能性が高い」と話しています。"

「大変不安は残るが」...
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報道に関して気がついた点を書いておきますが..
・用語について
これまで枯れ葉剤問題は、"枯れ葉剤=エージェント・オレンジ"という認識で展開してきましたが、 枯れ葉剤には米軍がベトナムで使用したエージェント・ピンク、エージェント・グリーン、エージェント・パープル、エージェント・オレンジ、エージェント・オレンジⅡ、エージェント・ホワイト、エージェント・ブルーがあります。
この点で、今回混乱を招き、錯綜している部分があります。今後、ここは整理していく必要があります。米国とベトナムを結ぶ地であった沖縄はあらゆる種類の枯れ葉剤の可能性を考える必要があるからです。沖縄BDでは、枯れ葉剤は、上記の総称を「枯れ葉剤」と呼び、Agent Orangeは「エージェント・オレンジ(あるいはオレンジ剤)」と呼ぶようにしていきたいと考えています。
・市長の姿勢
4月に沖縄市長選があり、桑江市長が就任して調査の件では初の会見でした。メディアの切り取りからしか、推察できないのですが、防衛局や県の責任で、という言葉から、あまり主体的な姿勢が見えてきません。
このような調査過程で、調査主体と市民とのコミュニケーションの部分(説明会や安全宣言など)が重要であることを、もっと首長をはじめとし、行政サイドに理解してもらいたいと考えているので、ぜひ積極的に関わってもらいたいと思います。
米軍の跡地であり、調査や浄化は日本政府の責任であっても、沖縄市のサッカー場であり、そこを使っていくのは沖縄市の人々で、その安全は沖縄市が責任を担う必要があると思いますので。
Posted by 沖縄BD at 00:06│Comments(0)
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