キャンプ瑞慶覧ドラム缶:包括的な調査計画や遺棄物のマニュアル必要

2014年04月08日/ 沖縄市サッカー場/ キャンプ瑞慶覧/ 枯れ葉剤/ 基地返還跡地/ 汚染/ 沖縄県環境政策

 キャンプ瑞慶覧の米軍への提供区域内で発見され、3月に報道されたドラム缶は、文化財調査の過程で発見されたものでした。

 文化財調査のマニュアルでは、危険物では不発弾までしか想定しておらず、連絡体制が整えられていなかったとのことです。
 私たちも、無意識に自然環境調査、汚染調査、文化財調査と分けて考えがちなところがあり、沖縄市サッカー場の件を経ても、文化財調査ではどうなっているのだろう、という考えに至っていないところがありました。

 しかし、米軍の土地であるところ、かつてそうであったところ、返還が予定されているところを区別せずに考えること、環境調査、文化財調査も調査者、作業者の安全性の確保という共通の目的から、マニュアル作成の必要があることが認識されたのではないかと思います。
 沖縄タイムスが、これまでの経緯や他の文化財調査ではどうであったかを取材し、記事にしています(下記記事)。上述の点をコメントしました。

 西普天間の返還予定地では、今年度も文化財の調査が予定されているようです。このことを活かし、対応することが求められると思います。また、文化財調査から、環境調査に生かせる部分もでてくるかもしれません。いずれにせよ、調査作業する方たちの安全、文化財の保護、安心して暮らせる環境の確保を軸に、包括的な調査計画等やマニュアルを策定していくことを行政機関は検討する必要があると思います。
 
キャンプ瑞慶覧ドラム缶:包括的な調査計画や遺棄物のマニュアル必要


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Posted by 沖縄BD at 19:35│Comments(0)
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