アオサンゴ作業部会のメンバーが新聞に載りました

2013年05月25日/ アオサンゴ作業部会

アオサンゴ作業部会の安部さんのことが5月20日のしんぶん・赤旗に載りました。

【サンゴの声を代弁 日本自然保護協会の理学博士】

 「サンゴもけんかするんですよ。隣のサンゴに『イヤよ、イヤよ』ってちょっかいを出すんです」。大好きなサンゴの話に目が輝きます。
 日本自然保護協会に勤務し〝海洋〟分野を担当しています。フィールドの大浦湾(沖縄県名護市)に育つ見事なアオサンゴにぞっこん。「もしかしたら、ここだけにしかいない固有種かも」。遺伝子解析の話など、サンゴにかける情熱がほとばしりました。
 沖縄に住み、目の当たりにしたサンゴを守る立場で発言する学者が少ない現実。「それなら私が」とオーストラリアのジェームズクック大学でサンゴについて学び、その後、琉球大学で博士号を得ました。今では、〝ものいわない〟サンゴの声を代弁できる数少ないサンゴの専門家です。
 「直径数ミリメートルから1センチメートルの個体が数多く集まって、縦50×横27×高さ14メートルもの大きさになるんです。まるで山を一つ海に落としたような感じです」。でも、ダイバーが蹴っただけで折れるほど繊細です。「だから守らないといけない」
 今、大浦湾に米軍新基地が建設されようとしています。
 「ジュゴンがご飯を食べる海草藻場も、さまざまな生き物が暮らす砂場や泥場も、サンゴも、湾全体が一体で唯一無二の価値を持つもの。それが壊される危険があります」
 「海に潜って、サンゴに会いに行きたい」。その気持ちを抑えながら、協会の会議や防衛省への要請など、東京での活動にいそしむ日々です。

 文・写真 山田英明
アオサンゴ作業部会のメンバーが新聞に載りました

(執筆 アオサンゴ作業部会)


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Posted by 沖縄BD at 12:23│Comments(0)
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