<辺野古アセス>「防衛局が辺野古海岸でウミガメの産卵を確認」
2012年11月11日/ 辺野古アセス
共同通信の記者が情報公開手続きを使っての粘り強い取材によって、防衛局が辺野古海岸でウミガメの産卵を確認していたことが明らかになり、各地方紙で掲載されています。
沖縄防衛局が評価書に記載されている調査以降に継続して行った2009-2010年度の調査結果を、情報公開によって入手した結果によりこのことが判明したわけですが、下記の沖縄タイムスに載っている日本自然保護協会の安部真理子さんのコメントにもあるように、これは費用を使って手続きして入手しなければならないというものではなく、きちんと市民に公表するべきものでしょう。
評価書への知事意見でだされている結論--計画されている基地建設と基地の運用は、環境保全において深刻な問題があり、評価書で提案されている保全措置では社会的環境も自然環境も保証することは不可能--は、これでまずます裏付けられたといえるでしょう。
今、沖縄BDのメーリングリストではこの話題で様々な情報交換がされています。またその様子もお伝えできたらと思います。

記事はこちら→「防衛局がウミガメ産卵確認 普天間の移設予定地」
県内紙での報道は以下のとおりです。ウェブに出ていない部分では各専門家のコメントや名護市長の意見も出ています。
○琉球新報(ウェブ記事「防衛局がウミガメ産卵確認 普天間の移設予定地」はこちら)


○沖縄タイムス (ウェブ記事「辺野古海岸でウミガメ産卵 国確認」はこちら)

日本自然保護協会のブログでも紹介されています。
「防衛局が普天間基地の移設予定地でウミガメの産卵を確 認していたことが報道されました。」
沖縄防衛局が評価書に記載されている調査以降に継続して行った2009-2010年度の調査結果を、情報公開によって入手した結果によりこのことが判明したわけですが、下記の沖縄タイムスに載っている日本自然保護協会の安部真理子さんのコメントにもあるように、これは費用を使って手続きして入手しなければならないというものではなく、きちんと市民に公表するべきものでしょう。
評価書への知事意見でだされている結論--計画されている基地建設と基地の運用は、環境保全において深刻な問題があり、評価書で提案されている保全措置では社会的環境も自然環境も保証することは不可能--は、これでまずます裏付けられたといえるでしょう。
今、沖縄BDのメーリングリストではこの話題で様々な情報交換がされています。またその様子もお伝えできたらと思います。
沖縄県の沿岸を泳ぐウミガメ=2009年12月(渡辺敬久さん撮影)
記事はこちら→「防衛局がウミガメ産卵確認 普天間の移設予定地」
"米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題で、沖縄防衛局が環境影響評価(アセスメント)対象期間後に、埋め立て予定の海岸で絶滅危惧種のウミガメの産卵を確認していたことが6日、共同通信の情報公開請求で分かった。
防衛局がアセス期間後に、ウミガメ上陸を確認したのは分かっていたが、産卵を確認していたと判明したのは初めて。防衛局はアセス評価書で埋め立ての影響は限定的としたが、ウミガメ保護には産卵場所の確保が重要で、評価書への疑問が深まった。環境保護団体は「評価をやり直すべきだ」としている。
防衛局は昨年末、2007~08年度の調査結果を基にしたアセス評価書を沖縄県に提出したが、共同通信は防衛局が09~10年度に実施した別の複数の調査報告書を入手した。
それによると、防衛局は辺野古の埋め立て予定地と、そのすぐ近くを含む「キャンプ・シュワブ」区域の海岸で、海岸に残った卵の殻から産卵の状況を調査。09年はアカウミガメの卵19個がふ化し、アオウミガメとみられる卵数十個のうち約3分の1がふ化したと判断した。10年には種類不明のウミガメの卵105個を確認したが、全てふ化していなかった。
アカウミガメとアオウミガメは環境省や国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。
09年は5~7月と9月、10年は5~7月に、それぞれウミガメの上陸跡を見つけた。辺野古沿岸の潜水調査で、ウミガメが餌の海草を食べた跡を多数確認、泳ぐ姿も多く目撃していた。
防衛局はアセス評価書で「キャンプ・シュワブ」区域はウミガメの上陸に適さず、別の複数の区域を「ウミガメの上陸・産卵に良好な場所」としていた。
▽防衛局の評価は誤り
日本自然保護協会の大野正人(おおの・まさと)さんの話 ウミガメの生態を評価するにはアセスの2年間の調査だけでは足りず、(辺野古の海岸は)上陸や産卵の可能性が低いとした沖縄防衛局の評価は誤りだ。新しいデータを含め評価し直さなければいけない。ウミガメが安全に繰り返し産卵できる砂浜は、沖縄でも全国でも減っている。今、確実に使っている所をつぶすべきではない。
(2012年11月6日、共同通信)"
県内紙での報道は以下のとおりです。ウェブに出ていない部分では各専門家のコメントや名護市長の意見も出ています。
○琉球新報(ウェブ記事「防衛局がウミガメ産卵確認 普天間の移設予定地」はこちら)


○沖縄タイムス (ウェブ記事「辺野古海岸でウミガメ産卵 国確認」はこちら)

日本自然保護協会のブログでも紹介されています。
「防衛局が普天間基地の移設予定地でウミガメの産卵を確 認していたことが報道されました。」
Posted by 沖縄BD at 15:59│Comments(0)
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