枯れ葉剤で沖縄県との交渉(6/1):報道記事まとめ

2012年06月03日/ 枯れ葉剤

 6月1日、枯れ葉剤問題での沖縄県への申し入れは、沖縄県の県議選告示日と重なったにも関わらず、メディアが以下のとおりカバーしてくれました。沖縄BDからの報告の前に、報道をまとめたものを取り急ぎアップします。

[当日のテレビニュース]
・RBC The News ザ・ニュース →こちら(すぐリンク切れになると思います)
枯葉剤問題で県に要請
 ベトナム戦争当時に県内に猛毒の枯葉剤が持ち込まれていたとされる問題で、大学教授などでつくる市民団体が、当時の基地従業員から聞き取り調査を行うよう県に要請しました。
 エージェントオレンジと呼ばれた猛毒の枯葉剤を巡っては、ベトナム戦争当時に沖縄に駐留していた複数の退役軍人が、県内でも使用していたと証言しているほか、アメリカ政府は、当時、韓国の基地には枯葉剤を持ち込んでいたことを認めています。
 しかし、日米両政府は沖縄への枯葉剤持ち込みを否定しているため、この問題を調査している沖縄・生物多様性市民ネットワークはきょう県庁を訪ね、当時の基地従業員への聞き取りなど県独自の調査を求めました。
 これに対して県の當銘健一郎基地防災統括監は「枯葉剤が使用された疑いの強い地域が特定できず、健康被害も報告されていない」として、枯葉剤についての調査は今後も行う予定はないとの考えを示しました。

・琉球朝日放送(QAB)ニュースステーションQ→こちら
枯れ葉剤使用問題 県独自調査に消極的考え
 ベトナム戦争当時、沖縄に駐留していたアメリカ軍人たちが「県内でも枯れ葉剤を使用していた」と証言している問題で、県は「むやみやたらに調査すると風評被害を招く」として県独自で調査することに消極的な考えを示しました。
 1日に市民グループが県に対して行った要請で、當銘健一郎基地防災統括官はアメリカ政府が外務省に対し「元軍人たちの証言に信ぴょう性があるとは考えていない」と回答したことをあげ「むやみやたらに調査するのは風評被害が出る」と述べました。
 また、2002年に北谷町で発見されたおよそ200本のドラム缶について、県環境保全課の上原栄淳課長は「(枯れ葉剤の調査は)やっていない。枯れ葉剤の成分があったかどうかという調査はやられていないので、それは何があったかわからない」と述べました。
 市民グループでは県主導で環境および健康調査を実施するよう求めています。

枯れ葉剤で沖縄県との交渉(6/1):報道記事まとめ

[県内紙]
・沖縄タイムス(2012.6.2)
 「米軍人聴取は不要」県、枯れ葉剤問題で
 米退役軍人が県内で枯れ葉剤問題を使用・埋設したと証言している問題で、沖縄・生物多様性市民ネットワークの伊波義安、城間勝共同代表らは1日、県庁に當銘健一郎基地防災統括監を訪ね、県が自主的に独自の調査をするよう要請した=写真。
 伊波代表らは「メディアが退役軍人の証言を取材しているが、県も独自に県内や米本土に住む退役軍人からの証言を集めた上で、調査を進めるべきだ」と指摘。外務省に照会するだけでなく、県民の健康を守るため調査するよう求めた。
 當銘統括監は「これまでのところ健康被害があるという調査結果は出ていない。蓋然性の高い情報があれば別だが、むやみやたらに調査するということになると風評被害につながる」とし、退役軍人への聞き取り調査も現時点では必要ないとの認識を示した。
 同ネットのメンバーは「県民の健康を守るという主体的な姿勢を示してほしい」と一斉に反発した。

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Posted by 沖縄BD at 00:24│Comments(0)
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