<辺野古アセス>環境省那覇自然環境事務所に審査会参加要請
2012年01月17日/ 辺野古アセス
沖縄・生物多様性市民ネットワークは、1月16日、環境省那覇自然環境事務所長に、1月19日に行われる環境アセス審査会への参加を要請する文書を提出しました。
環境アセスの専門家に「これがアセスとして認められれば、アセス制度は死んだと思う。」と批判され、違法性を訴訟で訴えられるほどの辺野古アセスの状況を環境省に把握してもらいたい、そして環境省が行ったジュゴンの調査結果もいれられている辺野古アセスを環境省に評価してもらいたい、と私たちは考えています。
そこでまず、常日頃から沖縄の豊かな自然環境の保全に従事している那覇自然環境事務所の方々に、アセス審査会を傍聴してもらうことを要請しました。
以下、その要請文です。
皆様からもぜひ参加要請をしていただければ、と思います。
那覇自然環境事務所:TEL 098-858-5824 FAX 098-858-5825
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環境省那覇自然環境事務所長
植田明浩殿
沖縄防衛局が、環境アセスメント制度の必須の要素である科学性と民主性を無視し、辺野古・大浦湾への米軍基地建設計画に関する辺野古アセスを強引に押し進めるなか、沖縄県は1月19日(木)に環境アセス審査会を開催する。今回のアセス審査会においては、「評価書」を中心に環境アセス全体についての総括的な議論が行われるであろう。沖縄県はすでに「評価書」への住民・市民意見を受け付け、知事意見に反映させる方針を示しており、アセス審査会と知事意見への注目は高い。
同時に私たちは、環境アセス法とその制度を管轄する環境省が、辺野古アセスに対し「手続きを踏んでいる」との立場から容認してきたことを懸念している。特に沖縄の自然環境保全のために、環境省那覇事務所を中心に様々な取組みを行い、成果をあげてきた事実と、環境省のこれまでの辺野古アセスに対する姿勢のギャップに対して懸念を持っている。
環境省は辺野古アセスをどのように評価するのか。今回の沖縄県の住民・市民意見を知事意見に反映させるという判断をどのように受け止めるのか。IUCN(国際自然保護連合)勧告・決議、「ジュゴン訴訟」、そして昨年行われた生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)におけるIIFB(生物多様性に関する国際先住民族フォーラム)の最終声明に代表されるように国際的にも注目されてきた辺野古アセスに対する環境省の立場が今まさに問われているといえる。
私たちは今回の環境アセス審査会へ、環境省那覇事務所が参加をし、辺野古アセスの状況を直接把握し、沖縄防衛局が行ってきた環境アセスに対しての再評価の機会にすることを強く要望する。
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アセスはいちむぬん(生きもの)のはなしだからね!

環境アセスの専門家に「これがアセスとして認められれば、アセス制度は死んだと思う。」と批判され、違法性を訴訟で訴えられるほどの辺野古アセスの状況を環境省に把握してもらいたい、そして環境省が行ったジュゴンの調査結果もいれられている辺野古アセスを環境省に評価してもらいたい、と私たちは考えています。
そこでまず、常日頃から沖縄の豊かな自然環境の保全に従事している那覇自然環境事務所の方々に、アセス審査会を傍聴してもらうことを要請しました。
以下、その要請文です。
皆様からもぜひ参加要請をしていただければ、と思います。
那覇自然環境事務所:TEL 098-858-5824 FAX 098-858-5825
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2012年1月16日
環境省那覇自然環境事務所長
植田明浩殿
辺野古環境アセス評価書に関する沖縄県アセス審査会への参加の要請
沖縄・生物多様性市民ネットワーク
事務局長 吉川 秀樹
事務局長 吉川 秀樹
沖縄防衛局が、環境アセスメント制度の必須の要素である科学性と民主性を無視し、辺野古・大浦湾への米軍基地建設計画に関する辺野古アセスを強引に押し進めるなか、沖縄県は1月19日(木)に環境アセス審査会を開催する。今回のアセス審査会においては、「評価書」を中心に環境アセス全体についての総括的な議論が行われるであろう。沖縄県はすでに「評価書」への住民・市民意見を受け付け、知事意見に反映させる方針を示しており、アセス審査会と知事意見への注目は高い。
同時に私たちは、環境アセス法とその制度を管轄する環境省が、辺野古アセスに対し「手続きを踏んでいる」との立場から容認してきたことを懸念している。特に沖縄の自然環境保全のために、環境省那覇事務所を中心に様々な取組みを行い、成果をあげてきた事実と、環境省のこれまでの辺野古アセスに対する姿勢のギャップに対して懸念を持っている。
環境省は辺野古アセスをどのように評価するのか。今回の沖縄県の住民・市民意見を知事意見に反映させるという判断をどのように受け止めるのか。IUCN(国際自然保護連合)勧告・決議、「ジュゴン訴訟」、そして昨年行われた生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)におけるIIFB(生物多様性に関する国際先住民族フォーラム)の最終声明に代表されるように国際的にも注目されてきた辺野古アセスに対する環境省の立場が今まさに問われているといえる。
私たちは今回の環境アセス審査会へ、環境省那覇事務所が参加をし、辺野古アセスの状況を直接把握し、沖縄防衛局が行ってきた環境アセスに対しての再評価の機会にすることを強く要望する。
以上
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アセスはいちむぬん(生きもの)のはなしだからね!

2011/10/25いちむぬんうはなし会(生物多様性座談会)でのマーヤ、クイちゃん、アマクロ。
Posted by 沖縄BD at 00:05│Comments(1)