2014年11月16日に行われる沖縄県知事選挙は、辺野古・大浦湾への普天間基地移設を最大の焦点にした、沖縄の未来を決める大切な選挙です。沖縄・生物多様性市民ネットワークの有志一同は、去った10月13日、今回の知事選挙に出馬を正式に表明している(10月10日時点)翁長雄志氏、下地幹郎氏、仲井真弘多氏に対して、選挙公約の策定において、市民の意見・要望を考慮し、反映するよう要請書を提出しました。
3氏への要請の項目と内容は以下の通り共通のものです。ただし要請の理由については、沖縄BDが一貫して主張してきた環境の保護と保全の立場と、3氏それぞれの政策・政治活動を反映させた形で示しています。
全国のみならず国際社会も注目する今回の沖縄知事選挙。これからの沖縄県の環境行政の方向性を決定づけるものになるのは確かです。
誰が勝利しても、沖縄BDは、これまで通り、「環境」「平和」「人権」のつながりに目を向け、沖縄の自然環境の保護と保全と、安心して暮らせる生活環境の確保のために取り組んでいきます。
【要請内容】
1.日米両政府に辺野古・大浦湾における米軍基地建設を断念させること。
2.日米両政府に東村高江におけるオスプレイ/ヘリパッド建設を断念させること。
3.日米両政府に普天間移設を閉鎖・撤去させ、「環境浄化」を徹底して行わせること。
4.豊かな自然環境と安心して暮らせる生活環境が県民の生活を支え、育むことに目を向け、自然環境の保護と保全を図る政策、かつ安心して暮らせる生活環境の確保を図る政策を策定し、実現すること。
【要請理由】
翁長雄志氏へ
・ 辺野古・大浦湾、やんばるの森の豊かな自然環境を守るため
・ 「建白書」を実現させるために
・ 「イデオロギーよりはアイデンティティー」を実現させるため
下地幹郎氏へ
・ 辺野古・大浦湾、やんばるの森の豊かな自然環境を守るため
・ 市民投票、選挙、「建白書」で示され続けてきた沖縄の民意を反映させるため
仲井真弘多氏
・ 辺野古・大浦湾、やんばるの森の豊かな自然環境を守るため
・ 「沖縄21世紀ビジョン」「生物多様性おきなわ戦略」を実現させるため
・ 「建白書」の民意と「建白書」を実現させるため
プレスリリース(PDF: 153.23KB)
翁長雄志氏への要請(PDF: 85.19KB)
下地幹郎氏への要請(PDF: 91.83KB)
仲井真弘多氏への要請(PDF: 91.09KB)