沖縄市サッカー場:沖縄BD嘉手納基地内保護者へ英文調査サマリーを送る
フェンス越しにサッカー場隣接嘉手納基地内学校をみる(2013.12)
2013年11月10日に、沖縄BDとつながってきた枯れ葉剤2世サバイバーのヘザー・バウザーさんが2度目の来沖をしたときに、沖縄市サッカー場を視察しました。その時、サッカー場に隣接する嘉手納基地内の学校(Bob Hope Primary School (BHPS) and Amelia Earhart Intermediate School(AEIS)の子どもたちの安全を危惧し、12月に
The Japan Times に“
Demand answers about dioxin threat at Okinawa schools”という記事を寄稿し、2校の校長へダイオキシンの危険性に関する警鐘を鳴らしました。
わたしたちも、沖縄県議会陳情や、沖縄市議会陳情や市議からの質問などで、この2校への連絡について、県や市に質問していました。沖縄防衛局は、嘉手納基地へは連絡をしている、という答えがどちらの議会からもでていましたが、しかし、保護者へはサッカー場のドラム缶発見、ダイオキシン汚染については伝わっていなかったようです。
その後、嘉手納基地内の保護者たちが、子どもたちの安全のために声をあげ、フェイス・ブックのグループ(クローズドグループです)をつくり、情報交換をしはじめました。その後、星条旗新聞(
Stars and Stripes)も報道をはじめ、2014年1月28日、嘉手納基地が、保護者に説明会をすることになりましたが、保護者たちは日本語の資料を読めませんし、これまでの経緯、特にどのような調査が行われ、現在何が行われているか、わかりません。
そこで沖縄BDは、急ぎこれまでの経緯を英文でサマリーをまとめ、保護者に届けました。
そこでは、ドラム缶の発見から最初の調査結果についてや、専門家のコメントと最初の調査や結果を基にした懸念、進行中の「全面調査」、そして「現在調査が進行中であるので現段階では、安全宣言はできない。調査が終了するのを待つべき」という結論を示しました。
そして1)沖縄防衛局と沖縄市と沖縄県は調査結果を公開し、アップデートしていくこと2)米軍は嘉手納基地内の調査の情報を基地内の人々とその家族、そして沖縄の人々と共有すること3)独立性のある第3者機関が、透明性と説明責任を担保するため、調査を評価することの提案をしました。
嘉手納基地は1月に調査を開始していましたが、保護者会への説明会後、この件に関する情報をウェブサイトにアップするなど展開を見せています。この後の展開などについては別記事でまとめます。
私たちのサマリーはこちらに貼り付けます。また、県内関連記事も参照してください。琉球新報は、私たちのサマリーも言及しています。
Notes on the discovery and investigations into contaminated barrels on Okinawa City's soccer field by Citiz... by BDOkinawa
pdf文書はこちら
(PDF: 98.5KB)
琉球朝日放送:
悲鳴をあげる土地 基地内の母親達も不安訴え (2014.2.11)
続報として
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