高江ヘリパッド建設アセス再実施の要請:報告記録
沖縄BDが11月29日に沖縄県環境政策課に対して行った、高江オスプレイ/ヘリパッド建設の環境アセス再実施に関する要請・交渉の報告記録が出来上がりました。沖縄BDの報告記録(案)の内容を確認して頂いた沖縄県環境政策課の担当者の方、お忙しいなかありがとうございました。
報告記録を添付しますのでご覧ください。
(PDF: 126KB)
今回の要請・交渉では、沖縄県が沖縄防衛局に対して要請している「環境影響評価の再実施」の
内容と、沖縄県の見解が明らかになりました。再実施が「運用に限られている」ことや、現在行われている建設工事に中止の要求を、県が現時点では考えていないことなど、私たちとしては非常に残念な回答もありました。しかし、高江で連日行われている住民の暮らしと豊かな自然を守るための建設反対の座り込みについては、「県としても理解をしている」という見解や、沖縄防衛局が行った貴重種の移植の調査報告の実体(口頭のみで行われていた!)を引き出せた事は大事だったと考えます。また、貴重植物の移植の調査については、県や市民団体による立ち入り調査を提案できたことも大事だったと考えます。
また12月11日の県議会でも、山内末子議員のほうから、貴重植物の移植の調査や、オスプレイ配備を受けての地元での新たな意見聴取について質問がなされています。そして県からは、移植の状況については「防衛局と相談して、現場の状況をわれわれもぜひ確認したい」という見解が示されています。また地元の意見聴取については、「すぐに行くかどうかは別にして、地元からのご意見を拝聴し最近の状況を視察させていただくことはあり得る」との考えが示されています。下の新聞記事をお読み下さい。
ヘリパッド建設が米軍への提供区域内で行われているのは確かです。しかしそこはまぎれもなく、私たちが住む沖縄の一部であり、米軍が日本政府が勝手になんでもやっていいということではないはずです。多くの人々で声をあげ、住民の命と暮らしを脅かし、豊かな自然を壊すヘリパッド工事を中止させましょう。
沖縄タイムス記事(12-12-12)
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