沖縄・生物多様性市民ネットワーク(沖縄BD)外務省への要請(第2回)
沖縄における枯れ葉剤汚染の真相解明、調査等の要請
沖縄BDは、10月7日に外務省沖縄事務所に、沖縄における枯れ葉剤汚染の真相解明と、日本政府が米国政府に対し行ってきた交渉の経緯説明を求めました。外務省は「さらなる照会をしていく」の繰り返しに終始しましたが、沖縄における枯れ葉剤使用を認めた退役軍人省への照会もしていないことが明らかになりました。→要請の様子は
こちら
また、外務省沖縄事務所は11月24日、名護市議会の要求に対し、「米側が一連の記事の信ぴょう性を疑っている」等との理由から、国としても追加調査はしない方針を示しました。
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沖縄タイムス「枯れ葉剤報道に米側が『疑義』」(2011.11.25)
しかし、沖縄での枯葉剤の使用の可能性が高いことが示唆される空軍の文書が出てきています。また、米側の疑義に対しても、米国の専門家からの反論がでています。
→空軍の文書は
こちら
沖縄BDの今回の要請では、前回の要請で外務省が回答しきれなかった点や、上記の空軍の文書や米国専門家の反論などを用い、外務省の責任を引き続き追及する予定です。
日本の外務省の消極的な姿勢は、沖縄における枯れ葉剤汚染の真相をうやむやにし、沖縄県民を不安にさせたままです。また沖縄で枯葉剤の被害を受けたことを主張する、米国の退役軍人の権利を奪い、治療の選択肢を狭め、生命を奪うことにもつながります。
沖縄BDは以下の日程で、外務省沖縄事務所への要請行動を行います。
ぜひ、みなさんの引き続きのご注視をお願いいたします。
日時:12月9日(金) 午後14:00
(13:45-:1Fロビーでブリーフィングを行います。)
場所: 外務省沖縄事務所 (那覇市久米2-2-20 大同火災久米ビル5階)
連絡先:沖縄BD事務局長 吉川秀樹(090−2516−7969)
これは、沖縄の枯れ葉剤被害を訴える退役軍人、支援者、沖縄がつながるパッチ。
もうすぐ沖縄にも届きます。
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◎また、沖縄BDは12月2日、枯れ葉剤に関して、県議会への陳情を行いました。その件に関しても、ブログなどで報告予定です。