防衛局交渉:米軍に情報をきちんと提供している?

沖縄BD

2014年02月08日 21:38

2月6日沖縄BDは県内の環境・市民団体とともに沖縄防衛局への要請交渉を行いました。目的は、辺野古・大浦湾における基地建設に関する環境アセスや埋立承認申請の情報を、沖縄防衛局は米軍にきちんと提供しているのか、米軍はその情報に対してどのように対応しているのか、を示してもらうこと。



昨年の12月の沖縄県知事の埋立承認が下される以前に要請文は提出し、交渉の日程調整をお願いしていましたが、2ヶ月以上待たされてやっと要請交渉が実現。そのため要請文も埋立の承認がまだ下されていない時点での内容となっています。

再開される米国での「ジュゴン訴訟」や、関連する米国海洋哺乳類委員会への働きかけを視野にいれた要請交渉。

2012年4月〜6月の事後調査で建設予定地で発見されたにも関わらず、ずっと公開しなかったジュゴンの食跡の情報(クリック)。多量の土砂を県外から搬入することに伴うアルゼンチンアリなどの外来種の問題(クリック)。これらの新たな情報をきちんと米軍に伝えているのか?

防衛局が米軍に提出した補正評価書の英語要約版「Futenma Replacement Facility Construction Project: ABSTRACT」。これは内容が余りにもお粗末だけど、米軍にはこれ以外の英語の文書は提出しているのか? などの質問に答えてもらいました。

沖縄防衛局は、調達計画課の池田課長補佐と基地対策室のトグチ室長補佐が対応。
環境・市民団体側は、環境ネットワークの世話人でジュゴン訴訟の原告でもある真喜志さん、ジュゴンネットワーク沖縄の棚原さん、WWFジャパンの権田さん、高江の斉藤さん、松葉さん、そして沖縄BDからは河村さんと吉川が参加しました。

以下、要請文のpdfファイルを添付します。交渉の報告は別の記事で行います。

日米政府の情報交換・共有について(要請文) (PDF: 127.48KB)








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