<辺野古>埋め立て申請の報道・利害関係者の意見書受付について

沖縄BD

2013年05月05日 15:45

辺野古・大浦湾の埋立て手続きにおける「利害関係者」についての重要なニュースを、琉球新報(4月23日付け)が取り上げてくれたので報告します。記事は下に貼付けています。

これまで沖縄BDは、日本自然保護協会や沖縄環境ネットワークと共に、埋立て申請の手続きの中で意見を提出することができる「利害関係者」の範囲について、沖縄県と話し合い、確認をしてきました(話し合いについてはこちら)。なぜなら、辺野古・大浦湾の豊かな自然環境や人々の暮らしを守るには、多くの人々の意見をこの行政手続きに反映させることが必要である、と考るからです。

これまでの話し合いのなかで、1)沖縄県としては「利害関係者」の範囲を広く想定している、2)ただし、意見を提出する者はどのような利害関係があるのかを示す必要があり、示された利害関係については県が審査・判断する、3)利害関係があると認められた者の意見は、県がその内容や程度を評価し考慮する、ことが確認されています。

今回の新報の記事は、「全国組織の環境団体に意見を出す動きがある」と指摘し、また當目健一郎土木建築部長の「県外からも利害関係者としての意見は可能だが一定の判断をしないといけない」との見解を載せて、私たちと県のこれまでの話し合いの内容を再確認したものとなっています。

利害関係者の範囲を広く想定する県のスタンスを私たちは歓迎します。そして沖縄県には、利害関係者の意見をしっかりと申請手続きに反映させてもらいたいと思います。

「利害関係者」が意見を提出できるのは、埋立て申請手続き「告示・縦覧」の3週間という短い期間です。その間に県の海岸防災課に提出しないといけません。なお告示・縦覧がいつから始まるかについては、現在沖縄防衛局が申請手続きの不備の補正を行っている状況なので、まだはっきりしていません。5月末、6月初めなどなどいろいろ言われています。

利害関係者として意見を提出したい人は、今から準備をしていくことが大切です(意見書キャンペーンについてはこちら)。沖縄BDとしてもできるだけ多くの利害関係者に意見を書いてもらえるように動いていきます。そしてその動きをこのブログで伝えていきたいと思います。

生物多様性に富んだ辺野古・大浦湾の海は、生命の海であり、恵みの海です。みんなで守っていきましょう。




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