一橋大・沖国大の合同フィールドワークでお話ししました
10月15日、沖縄国際大学(澤田佳世先生ゼミ)・一橋大学(伊藤るり先生ゼミ)合同沖縄フィールドワークの一環で、学生さんたちにお話しをさせていただく機会がありました。
「環境問題からみる沖縄:国境を越える取り組み」のテーマでお話ししました。辺野古の件、沖縄市サッカー場の件で、というご要望があり、また次の日に辺野古、高江の現地に行くということで、いろいろ盛りだくさんの話をしました。
若い勉強中の伸び盛りの学生さんで、国際社会学を勉強中とのことでしたので、「国境を越えることの意味」について、力をいれて話しました。
国境を越えるというと、海外への発信に目を向けがちなのですが、そうではない部分について話をしてみました。
例えば、
・情報を精査するために必要。
日本政府の出す情報のみでは正確なことは把握できない。判断するための情報のために、自分たちで情報を入手し、読み、整理し、効果的に使うことが必要。
・他国・地域のアプローチの方法を学ぶ・取り入れることも大事。
問題の取り組み方や発信の方法、スタイルなど、海外のよく工夫されたものを日頃からみて、見習っていくことが大事であること。
・越えるためのスキルを身につけていくことが大事。
越えるためには語学力、調査力、ブログなど独自の発信媒体を持っているかどうか、拡散回路やツール、人脈を持っているかどうかが決め手になっていくということ。
などなど。
自分でも出来ていないことばかりです。そして、国連の取り組みはあまりにも大変(メカニズムを勉強しきれないこと、国内ロビーまでできないこと、ジュネーブ現地との協力体制がとりきれないこと)なので挫折したこと.....も具体的に正直に話しました。
若い方の心に何か少しでも残ることがあればいいなと思っています。
河村 雅美
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