沖縄・生物多様性市民ネットのブログ/Citizens' Network for Biodiversity in Okinawa

　日米政府が沖縄での枯れ葉剤の使用を否定しつづける間に、沖縄で枯れ葉剤に晒されたゴーツさんが闘病と、正義を求める闘いのさなかにお亡くなりになったという悲報が届きました。
　　
　ゴーツさんは、5月に放映されたQABの「枯れ葉剤を浴びた島」にも出ていらっしゃった、多発性骨髄腫を患っていた女性の退役軍人でキャンプ・フォスターに駐留していました。沖縄で妊娠したゴーツさんの娘さんも潜在性二分脊椎の障がいを持っています。
　ゴーツさんについてのジョン・ミッチェルの記事は「合意してないプロジェクト」のこちらをごらんください。
　この記事のゴーツさんの言葉にあるように、退役軍人省による補償を受けられなかったため、治療の選択肢が非常にせばまったことがわかります。

"「費用はあまりに高額で、クレジットカードはすべて限度額に達してしまいました。ついに、私は経口化学療法をやめ、効果的ではないIV（静脈注射による）治療になりました。費用のせいで生きるか死ぬかの選択を迫られるべきではないと思うのです」。"

　ジョン・ミッチェルさんがQABの番組で話していたとおり、「退役兵に時間は残されていない」のです。

沖縄からはゴーツさんのオフィシャルなフェイス・ブックのグループに追悼の意を以下のとおり示しました。
　　
[Agent Orange on Okinawa]
For the late Ms. Caethe Goetz
We will remember your brave heart.
We promise we will fight for justice.
Rest in Peace
From Okinawa
ゴーツさん、
私たちはあなたの勇敢な心を忘れません。私たちは正義のために闘うことを約束します。安らかに。沖縄より。

こちらがゴーツさんの悲報を伝えたものです。

「昨日、母がなくなりました。最後まで勇敢に闘いぬきました。葬儀は12/1、カリフォルニア、セバストポルのプレザント・ヒル墓地でおこないます。そこに埋葬され安らかに眠ることになるでしょう。」