高江の工事再開への抗議@防衛省前

2011年11月17日

 高江の工事強行再開を受け、東京で高江を支援してくれてくださっている人たちが、すぐに動いてくれました。

 工事再開の翌日である16日の夕方18:30から「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」の呼びかけで、防衛省前で、ヘリパッド工事再開への抗議行動が行われました。

 先日、WWFジャパンを退職なさった後も引き続き沖縄を支えてくださり、沖縄BDの会員として活動してくださっている花輪さんが、沖縄BDの抗議文を届けてくれました。
 本当にありがとうございます。
 ここにみなさんと共有します。やんばるの森、その森とともに住み、守る人々の暮らしを、みんなで守っていかなければならないことを再度感じさせられます。

 また、その様子を東京で高江を支援してくださっているゆんたく高江のみなさんが早速レポートしてくださっています。
ゆんたく高江の記事は→こちら
--------------------------
2011年11月16日

     
防衛大臣 殿
沖縄・生物多様性市民ネットワーク

防衛省による東村高江のヘリパッド建設工事の再開に強く抗議する


 防衛省沖縄防衛局は、昨日15日、東村高江において、米軍ヘリパッド建設中止を訴え、話し合いを求める住民の声を無視し、パワーシャベルなどの重機を用いて、再び工事を強行しようとしました。

6か所の巨大なヘリパッド予定地は、小さな高江の集落を取り囲み、オスプレイを使用する海兵隊の軍事訓練は、住民の生活に重大な危険と耐えがたい不安をもたらすことになります。また、生物多様性に富む「やんばるの森」の自然環境をも大きく悪化させ、多くの絶滅危惧種をさらに危険な状態へ追い込むことになります。

ヘリパッド建設予定地とその周辺では、4,000種をこえる野生生物が記録されています。そのうち12種の植物、11種の動物が、地球上で沖縄島だけに生育・生息する固有の種または固有の亜種とされています。また、絶滅のおそれのある種、亜種が、環境省レッドリストによれば177種、沖縄県レッドリストによれば188種も含まれています。これは、世界遺産条約の自然遺産の選定基準のひとつを満たしています。

IUCN(国際自然保護連合)の世界自然保護会議(2000年、2004年)では「やんばるの森」にのみ生息するノグチゲラ・ヤンバルクイナとその生息場所の保全について、日本政府に対して、生物多様性と絶滅のおそれのある種の保全計画を作成すること、自然遺産への指名を検討すること、保護区を設置すること、ヘリパッドを造らない選択を含む環境アセスメントを実施すること、米国政府に対しては、米軍の環境管理基準をもとに野生生物保護の観点から日本政府と協議すること、日本政府の環境アセスメントに協力することを勧告しています。
 
東村高江は、人口が約160人、そのうち中学生以下が約20人の小さな集落です。住民を軍用機の爆音や墜落の危険にさらすことは、基本的人権の無視であり、平和で健康な生活を保障する日本国憲法に背くことになります。
 
以上のことから、沖縄・生物多様性市民ネットワークは、沖縄防衛局によるヘリパッド工事の再開に強く抗議するとともに、建設計画の中止を訴えます。

沖縄・生物多様性市民ネットワーク
http://www.bd.libre-okinawa.com/

----------------------------------------

高江の工事再開への抗議@防衛省前

ブログゆんたく高江よりお借りしました。





Posted by 沖縄BD at 01:21│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。